3シリーズ ツーリングの駆け抜けれない歓べない・お疲れ様でした・愛車とのストーリー・PickUpCars2026・ドライブに関するカスタム事例
2026年06月04日 00時24分
Q. 山道を流すと、なぜ気持ち良いのでしょうか?
A. 人類は会社と家の往復だけでは脳が腐朽するように設計されているから。
故に山へ向かう。
曲がる。
登る。
降りる。
景色を見る。
楽しい。
極めて単純な話である。
そもそも我々カーガイという生物は実に不可解である。
平日は会社で
コスト削減
業務効率化
生産性向上
などを声高に唱えているくせに、
休日になると燃費の悪い車へ乗り込み、
貴重な可処分所得をガソリンへ変換しながら山へ向かう。
文明への反逆である。
考えてみれば、
登山には頂上がある。
釣りには魚がある。
キャンプには焚き火がある。
しかし山道ドライブには何もない。
走る。
帰る。
終わり。
成果なし。
小学生の自由研究なら
で、何が分かったんですか?
と先生に詰められる内容である。
それでも我々は山へ向かう。
なぜなのか。
おそらく人間は本来、
先の見えない道を進むのが好きなのである。
人生もそうだ。
転職するかもしれない。
引っ越すかもしれない。
子供が生まれるかもしれない。
BMWがBMWして冷却水が突然
その辺に解き放たれるかもしれない。
未来は誰にも分からない。
だから人はコーナーの先を見たがる。
知らんけど。
ただし山道は自分だけのものではないので
そこは注意しておきたい。
自転車もいる。
バイクもいる。
散歩のおじいちゃんもいる。
軽トラのオッチャンもいる。
そして地元の軽トラは速い。
異様に速い。
あれは運転技術ではない。
たぶん山の精霊である。
勝とうとしてはいけない。
我々は余所者なのだ。
だから飛ばさない。
煽らない。
無理しない。
帰るまでがドライブである。
無事に家へ帰る。
風呂へ入る。
麦茶を飲む。
今日の写真を見返す。
そして思う。
やっぱりあのコーナー良かったなー
である。
何も生み出していない。
何も解決していない。
ガソリンだけが減った。
しかし妙に満たされているという
美しい行為なのである。
ただしBMWの場合、冷却水も減る。

