エスプリの愛車とのストーリーに関するカスタム事例
2025年11月28日 20時30分
かつての愛車、ロータス·ターボエスプリ。
STYLED BY GIUGIARO。
この個体は、当時の正規輸入ディーラー「アトランテック商事」が、プロモーション用に輸入した車両で、各種の雑誌に登場しています。
そして実は、このクルマがファーストオーナーの元へ納車されたその日、偶然にもその場に居合わせました。
当時父の経営する会社の、裏に住むアパレルの社長さんがファーストオーナーで、アルバイトで父を手伝いに来ていたその日が納車日だったのです。
子供の頃からエスプリが一番好きで、憧れ続けていたそのクルマを、目の当たりにした衝撃は今でもよく覚えています。当時学生だった自分には、まるで手の届かない夢のクルマでした。
最初に買った並行輸入のNAのエスプリを、車両火災で失い、失意の中やっぱり正規ディーラー車でないとダメだと悟り、アトランティック商事へ向かいました。
当時その中古車部門が用賀にあったんですが、中学生の頃に一度、ここを訪ねています。
当時応対してくれた、須佐さんという方、すごくいい方で、絶対に買うハズのない中学生の自分に、他のお客さん同様に大切に応対してくれて「大きくなったら買いに来てね」って、言ってくれたんですよ。
他のスーパーカー売ってる店は「クルマに触んなよガキ」みたいな対応を、平気でするところが多い中ね。
実際、ディーラーに出向いた時、この須佐さんがまだいらして「約束通り、大きくなったので買いに来ましたよ」って、言ったんですよね。
須佐さんも驚いてましたが「そんなこともありましたね」って、なんとなく覚えていてくださって。
で、予約注文だけしてきましたが、自分の中ではあの時の青いエスプリが刷り込まれていて、色の希望を伝えたら「色を指定していたら、一生買えませんよ」って言われたんですが、出物を待って7年後、連絡が来たんですか「ご希望の青い個体です」って。
舞い上がりましたよ。
で、初対面の日、このクルマのストーリーを聞いたら、あの時自分が偶然観た個体そのものだったんです。
もう縁というか、引きの強さというか、運命感じましたね。
結局20年所有し、カウンタックと引換えに新しいオーナーの元へ。
老舗洋食店のオーナーの元、大切にしてもらってます。
また会いたいなあ。
