コペンの再生屋のお仕事。・オッサンの独り言・個人的防錆のやり方・常に勉強・錆びとの戦いに関するカスタム事例
2025年11月12日 12時59分
一時期、板金塗装の仕事を役30年以上経験しましたが、ハンマーを放しパソコンと睨めっこの毎日で業界辞め、別の職種で活躍してました。50過ぎのオッサンになり、「好きな事をやりたい」の決意で微々たる設備通しで小さなブースを間借り。再生屋として。デザイナーとして。放送作家として。を生業に楽しむ腰痛おじさんです。。
お疲れ様です。色々と忙しく走り回る毎日ですが、やはり移動はこの子です。
現在、自身の朝から夕方の仕事は、公道復帰を待つ旧車達のボディー再生です。
再生屋やってて訪れるお客様の意見、質問等で、
「ココ少し錆びててね。出来るなら自分でやってみたいけど、どんなケミカル使ってますか?」
的な質問が多いです。
前回投稿のコメントで、ココの仲間お友達のyamaさんからも防錆の事が気になるみたいですね。。
もう長文です。めんどくさい方はそのままスルーでお願いします。
仕事上、錆びに関しては「出来る限りの対処」をしてます。少しの錆び、でもなんか違う浮いてるとか「表向きここまで来てるならインナーは?」
正直なところキリがないです。
表まで影響されてて切り継ぎ確定ならその内側も診ます。
基本「鉄」の個体です。必ず錆びます。それはアルミもです。鉄と言う物質のガンみたいな物、錆びをどう除去しようか?
錆びた部位を取り除き新品に取っ替える方法、切り継ぎと言う作業で部分的に取り除く方法、色々有ります。
新品、新車であろうが錆びなんて数ヶ月で出ます。新車から数年で、ドア下サイドシル廻りから浮サビなんてのも有ります。車種メーカーは語りませんが、多いですよ。
量産化された鉄の骨格は外装重視です。
外気に触れないインナーは、その環境の中で見えない内側から進行します。
さて。その錆びは、いくらサンディングしても綺麗に見えても針の様な点で芯的な、根というか残ります。ビッチビチに鉄表面を仕上げても残ってます。目視しっかり錆びを除去しても根がある事。
錆びを赤錆びから黒サビに転換させて錆びを根から進行を終わらせる作業に、
錆び転換剤を使用します。
メーカー色々有りますけど、インナーの腐食、シャーシボディー下の見えない部位には、自身コレを使用してます。一度施工して、塗り重ね可能なので塗るだけコートしてくれるケミカルです。
錆び転換剤と言うかプライマー的な物も有ります。浸透時間の為に自身は施工後、1日置いてサンディングから下地塗装しますが、出来る限りの施工、現代のケミカル技術を信頼して、このケミカルに頼ってます。
ココ言っときますね。所詮、鉄の個体です。生魚、刺身と同じいつかは腐敗します。鉄も基本錆びる物質です。その錆びを遅らせる事しか出来ません。
錆び転換剤で、錆びの根を殺したとして。そのままじゃよくないです。
表面鉄剥き出しの溶剤だけならまた錆びます。進行する赤錆びを黒錆びに転換したら、トップコートです。自身使用してるトップコートは「エポキシ系の錆び止め」です。
錆び転換剤の浸透の後の施工です。
あくまでも自身のやり方なので、もっと良い方法が有ればコメント御一報お願いします。勉強になりますし。
このエポローバルは、一液性でそのまま刷毛塗り出来て時間掛からず扱いやすいです。硬化後に上から塗料施工も可能です。もちろん表面の足付けしっかとですが、手軽な錆び止めなら良いと思うケミカルです。ですが、施工後に火を入れる溶接的な作業になると不向きかと思います。エポキシ系は熱が入ると着火します。
燃えてしまうと言う事で、注意する所です。
このエポローバルはDIYでもいける商品としての紹介です。使いますが、業務用の塗装メーカーから出てる2液のエポキシ樹脂製がメインに使用してます。
自身が使用して「使える物」としてのあくまでもの意見です。ご了承下さいませ。
スポット溶接、切り継ぎ接合溶接はどう対処するか?
写真、スポット溶接しなきゃならない部分です。エポキシ系樹脂で錆び止めしても燃えてしまえば無意味ですね。
錆び転換剤の後の亜鉛コートスプレーです。しかし、亜鉛コートの上には塗料は乗りません。亜鉛プライマー的な物も有りますが経験からあまり期待できないです。なので目には見えない部分のコーティングで使用してます。
切り継ぎの為に制作したパネルの内側には、水性のシャーシブラックを施工してます。しかし切り継ぎなので溶接部分が熱でシャーシブラック焼けてしまいます。溶接後に内側からさらにシャーシブラック施工しますが、溶接した廻りシャーシブラックの焼けで気泡と的な所有ります。自身はさらに上から、このラスターガードを施工します。ノズルを使い奥までとか色々。やるべきことは
「錆びの進行をなるべく阻止する事。」
一般市民のイチ再生屋の防錆のこだわりです。
語れば長いですが、再生屋は錆びとの戦いです。
色々有りますよ。「異種鉄」で検索するとわかると思いますが、鉄とアルミ、鉄とステンレス、その辺踏まえて毎日再生屋としてやらせていただいてます。
ボルト、ナット、リベット、全て鉄。異種鉄も念頭に、どう対処するかです。
ここまで閲覧してる人居ないかと思いますが、とりあえず残して置きます。
メタルに関しては常に勉強です。錆び同様に奥が深いです。
質問等有れば気軽にコメント下さい。
そしてもっと良い方法有れば教えて下さい
これまでの語りはあくまでも自身の経験上の事です。高温多湿な環境の沖縄からの再生屋のイチ個人の意見です。ご了承下さいませ。😊
閲覧ありがとうございました。
感謝。
