
トヨタ自動車のメディア「トヨタイムズ」が13日におこなったライブ配信で、5ブランドの新戦略について発表。その中で、2ドアクーペとなる新型センチュリーの姿を公開した。SNSでは、「ついにトヨタがロールスロイス、ベントレーと真っ向勝負するのか?」など、話題になっている。
配信では豊田章男会長、デザインのトップでBrand Creation Officeのサイモン・ハンフリーズ氏が新ブランド戦略を解説。高級車のセンチュリーをトヨタの頂点とし、レクサス、GR、ダイハツを含めた5ブランドの立ち位置を明確にするとし、各ブランドのメッセージを発信するCMを制作した。

ハンフリーズ氏みずから主導したセンチュリーのCMには、従来の黒、セダン、というイメージを覆した、オレンジ色の2ドアクーペが登場。車両について詳しく語られることはなかったが、新時代の象徴として開発されているという。CMの前半ではトヨタ自動車の歴史と従来のセンチュリーをモノクロの映像で表現、後半は一転し燃えるようなオレンジ色の2ドアクーペが登場する。2段式のヘッドライトは、センチュリーSUVと共通するデザインであることがわかる。
X(旧Twitter)では、「ドアの開き方、まじで前方にスライドすんのかな」「多分ものすごくお高いんでしょ?」など、独特なドアの開閉機構に注目が集まる一方で、その革新性にふさわしい“超高額モデル”になるのではとの予想も。

「エンジンはV8? 駆動方式はFR?」「センチュリークーペはV12であって欲しい」など、パワートレインへの関心も高い。
また、「ロールスロイス味ある」「日本のロールスロイスのレイス」「セダン、クーペ、SUVとなったいずれはロールスロイスのような和製ブランドになるのだろうか」「ついにトヨタがロールスロイス、ベントレーと真っ向勝負するのか?」など、センチュリーブランドがショーファーカーの王者であるロールスロイスのようになることを期待する声も多く寄せられている。
2ドアクーペとなる新型センチュリーは、10月30日より一般公開が始まる「ジャパンモビリティショー2025」に出展される。続報に期待だ。