宇宙人グレイ👽さんが投稿したあっさり同志に関するカスタム事例
2025年10月24日 18時56分
気まぐれです。 変人です。 そもそも地球人じゃありません。 👽
早朝。
ランニングにいく運動公園の駐車場に時々、黒い甲虫の彼がやってくる。
ほどよく落とした車体から響かせるクワイエットマフラーの乾いたサウンドがとてもよく似合っている。
彼はたぶん週に三、四回。
僕は週に二、三回。
お互い不定期。
週に何度か会うこともあるし、一か月くらいぜんぜん出会わないこともある。
同年輩の、だけど僕よりずっとスマートでいかにもイケオジな雰囲気のナイスミドル。
ふと考える。
ちょっと変わった同一車に乗って、ランニングという体力的負荷を自分にかける趣味を持つオッさん二人が、早朝に出会う確率ってどれくらいなんだろう、と。
彼とはこの数年でほんの数回、挨拶に毛が生えた程度の会話をしたことがあるだけだ。
さすがに、互いの車を意識せざるを得ないし。すぐ近くに停めるし。
ただ彼も僕と同様、人見知りなんだろう。
言葉を交わすようになってずいぶん経つのに、名前すら交換した事がない。
👽少し涼しくなりましたね。
👨🏻そうですね。車、調子どうですか?
👽ありがたいことに好調です。
👨🏻ウチのもです。
👽👨🏻じゃっ
いつもそんな会話で別れる。
今はこのあっさりした関係がとても心地よい。
今朝は来てるのかな?
どこに住んでるのか、どんな人なのか、知らないけど、たぶん良い人なんだろうな。
キャベツのスパゲッティ。
ホントは春キャベツで作るのがうまいんですが、娘からリクエストされたので。
