スープラのBMW・Z4・ZAGATOに関するカスタム事例
2025年10月11日 22時41分
長文ですので興味のある方は読んでみてください。GRスープラの立ち位置が分かるかもしれません😅
2012年にコンセプトカーとして登場した
BMW Z4 ZAGATO Coupe
このベースは当然ながらE89/Z4です
BMWが歴代Z3 Coupe、Z3 M Coupe、Z4 Coupe、Z4 M Coupeを出して来ましたが、この時代になってこのホイールベースの短いFRクーペにハイパワーエンジンを積むのはバランスが極めて悪いと判断し、またMエンジンを載せてもM3の様な総合性能は望めないと踏んでクローズドクーペはやめてしまったんです。
だからこのZAGATOもコンセプトモデルとして発表されたに過ぎませんでした。
何が言いたいかと言うと、GRスープラはクーペボディの基本設計は全部BMWのノウハウが注ぎ込まれていて外板との擦り合わせだけトヨタが担当したと言うことなんです。
剛性確保のノウハウや限られたホイールベースの中でのG系リアサスのトラクションを使えるように作られたんだと思います。
このZAGATOもそうですが、その前のE86/Z4Coupeでも既にダブルバブルルーフは採用されていました。ここも惜しみなくGRスープラに剛性技術を投入したんだと思います。
しかしGRスープラ FINAL EDITIONにS58エンジンを積むと言うのはいくらトヨタが切望してもBMWは許さなかったと思います。トラクション性能の素晴らしいM3でさえ510PSにFRは限界を超えています。自分のスープラはSTP3で450PS/580Nmくらいになっていますが、明らかに危うい性能です。パワーを使った高速コーナリングだけでなく高速の直線でさえヤバさを常に感じます。フラットアウトでずっと走り続ける性能が確保できていないんです。だからB58エンジンをいじっただけのモデルとして販売されました。考えてみればノーマル系のシャーシにMエンジンはやはり無理ですよね。F87M2のLCI前モデルではMシャーシにノーマル系N55エンジンを載せていましたが逆は御本家BMWでもしないんです。
FINAL EDITIONの1.500万はとんでもなく高いです。ノーマル系シャーシにノーマル系B58エンジン、もうすぐM2 CSが販売されると思いますが、同じくらいの価格設定になると思われます。530PSエンジンなのでMシャーシはギリギリです。でもスープラより重さもありホイールベースもありシャーシ剛性が別物ですので高速性能は素晴らしいでしょう(もちろんM3/M4はさらに別格の高速性能です)
自分は高速はそこそこでワインディングが楽しい車が欲しかったのでスープラはドンピシャでした。M2いじったところで箱は箱です。重心が低く200kg以上軽くオーバーハングのマスが小さいスポーツカーには敵いません。それくらいスープラの3速くらいまでのコーナリング性能は上をいってると毎回感じます。4速以上は危ういところが顔出しできますのでその辺はタブーです💦
長文失礼しました。スープラは高速は程々に楽しんでやはりワインディングをヒラリヒラリと駆け抜けていくのが1番合ってますね。
カーセンサーから拝借した画像です
E86Z4 Coupe