RX-8の暇を持て余したエイト乗りの遊び△・長文読解・CARTUNEとは・自粛によってもたらされた真実・『きんてき』ジェンダーフリーに関するカスタム事例

「きんてき」

という言葉を知っているだろうか？

アルファベット表記で★KINTEKI★である。

男性の陰部に衝撃が加わることで
発生するアレである。

今でも覚えている。小学4年生の春だった。

私は鉄棒で
「グライダー」という技を獲得した。

グライダーとは鉄棒の上で両足を開き
股の間の鉄棒を手で掴み、
前屈みになった状態で
そのまま後ろに回るという技なのだが

いつも通り、
鉄棒で両足を乗せようとした刹那、
何故か片足が滑ったのだ。

それは一瞬でありながら、
スローモーションのように流れる光景。

人間の生まれながらにして持っている
生物的本能が、小学生ながらヤバい…！と
警鐘（ティーン！）を鳴らしている。

「うッ…ごおぉォ…‼」

初めての「きんてき」は
想像を絶するものだった。

舌を噛む、角に小指、とは比較にならず
股間から全身に伝わるあの痛恨の一撃は
何物にも形容しがたく、ただただ悶絶する。

ティーン！などと言う軽い効果音で済む
お笑い話では決してない。

もう数十年も昔の話しだというのに
明確に、鮮明に身体が覚えているのだ。

もはや一台目のエイトを事故で
廃車にしたときの一瞬の衝撃と
同等かもしれない。

ただその中でひとつだけ、
今となって思い出したシンプルな疑問。

それは、

「きんてきって女の子も痛いのだろうか？」

今なら考えうるやましい他意もなく、
純粋な興味だった。

当時の記憶はそこまでだった。

女の子の誰かに聞いていたかもしれないし、
聞いていなかったかもしれない。

だが今更そんな聞いた聞いてないなんて
どうでもいい。

私は、

女の子のきんてきは痛いのか？に興味がある。

今この手にある端末で調べることは容易だが
ネットにある見ず知らずの人の情報は
信憑性に欠けるし、
社会的にデリケートなこの問いに関して
専門家が自ら言及することなんてないだろう。

だからこそ、アナログ的に
実際に検証するしかない。

いくつか計画を立ててみよう。

・『会社の同僚で検証』
=社会人の今となっては、一番苦楽を共にし
ノリが良く頼みやすい性格だが、
そこに至るまでの道筋を踏み間違えれば即座に
コンプラ違反となり社会的に抹消される恐れ。
そもそも正しい道筋があるのか疑問だ。

・『母、もしくは祖母で検証』
=一番関係性が深く身近だが、
だからこそ、一番頼みづらい。
どの面下げて検証を頼めば良いのか？
もう実家には帰りたくなくなる可能性も有。

・『彼女で検証』
=夜の営みよりもある意味恥ずかしい。
が、一番の検証候補ではある。

・・・・

どれもなかなか困難を極めるというか、
覚悟というか、勇気というか。

検証して導き出される結果に対して
今後の関係性の代償があまりにも大きい。

が、知りたい。探究心なのか。

しかし、分からないのだ。

その検証の為の方法が。

何食わぬ顔で
鉄棒でグライダーして遊ぼうze!!とでも言うのか？
そして片足が滑る事態が起きるまで待つのか？

だが、その問いの答えは呆気なく結末を迎えた。

彼女曰く、それは痛かった。

とのことだ。

幼い頃に、仰向けで寝そべり、洗濯カゴを
手足で持ち上げて遊んでいた際に、誤って
そこに、あの場所に落としてしまった。

めっちゃ泣いたのを覚えていると。

やっと…ついに…

おお…

おお…

おおぉおオおおォ…！！

それは彼女とオンライン飲み会をしていて
お酒の力と、画面越しの距離感を利用した
方法だったのだと思う。

これは結果論だが
お互いの話しやすい距離感、
理想的なパーソナルスペースの確保には
画面越しの距離感が最適で、
その雰囲気の、その問いの緩和剤として
お酒が機能した。

幾年を重ね、辿り着いた真実だが

皆さんにとってこれは

有意義なことではないかもしれない。

クルマ要素の欠片もない内容を

CARTUNEに投稿するな、文がキモいという

意見も甘んじて受け入れよう。

だがそれは私が悪いわけではない。

一ヶ月もの間休業という有り余る不毛な時間を

与えられたことによる業（ごう）だ。

詰まるところ何が言いたいかというと

これ以上、私の不毛な投稿が出来ぬよう、

一刻も早くコロナが収束することを

心より祈っています。

（完）