おじさんなパンダさんが投稿したジャパンモビリティショー2025・JMS2025・ジャパンモビリティショー・BMW・日産に関するカスタム事例
2025年11月04日 17時18分
車好きの大学生です。 A33セフィーロとアウディQ5に乗ってます🎶
最後は日産、三菱、ベンツ、BMWを見て、振り返りを書いておきます。
まずは今回の目玉!日産エルグランドとパトロールについて!
【日産】
かなり会社として危うい方向に向かっていた2023に比べて、現実路線でワクワクする車を展示したきた日産は、コンセプトに燃えているマツダとは対照的です。
今年度モデルチェンジされるエルグランドと2027年度に導入予定で乗り込みも可能だったパトロールは大変な人気で、近づくのも一苦労です笑
エルグランドは好意的な意味で大きいセレナに仕上がっています。
以前は、セレナの最高グレードがプロパイロット2.0を装備し、電動の機敏な走りを実現していたため、E52エルグランドのエントリーと比較すると明らかにセレナのが上という逆転現象が起きていました。
しかし、内装の質感や外観もシンプルにセレナの路線に揃えてくれたことで、日産ブランドの訴求力も上がり、ノア・アルファードのラインナップを持つトヨタと同じ土俵にとりあえず立ったと思います。
あんまり対立を煽るつもりは無いですが、HV同士で比較すると、明らかにセレナepowerのほうがノアHVよりも質の良い走りをしますから、静寂性や長距離運転の快適性を重視する人ならアルファードよりもエルグランドという選択肢になるでしょう。一方で、ガソリン車とCVTの完成度はアルファードやノアの方が収まりが良く、完成度も高いですから棲み分けも可能かと思います。
続いてパトロールについて。
パトロールはデカい!これに尽きます。なんせボンネットが胸くらいまであるから驚きです。
ランクルやLX700と比較すると、サイズの観点から都会では厳しいですが、少し郊外に出れば運転できるサイズではありますかね…
加えて、パトロールは想像より安いかもしれません。車体は九州、エンジンはいわき産ですから、無駄な輸入費は掛からないわけで、1000万を切る価格の可能性も大いにあるわけです。
【三菱】
私も三菱ファンですから、三菱の四輪駆動には期待が膨らみます。
しかし、残念ながらラインナップが少ない。アウトランダーが筆頭では四駆の王者としての風格が出ない。
今回はコンセプトカーよりも現実味のあるパジェロの後継機とも言える展示を期待していましたが、まだその域には達していないようです。
三菱は支持母体も大きい上にファンも多いメーカーなので、心配はしていませんが、売れ筋のデリカも古くなってきています。未来志向の四輪駆動とPHEVを自慢げに搭載したミニバンやサルーンが出てもユーザーは歓迎すると思いますけどね。
安い車作りにとどまらず、ディアマンテを作り出した時の勢いを取り戻しても良い会社だと思っていますよ。
【メルセデスベンツ】
この写真を選ぶのは意地悪でしょうか。新型Vクラスのコンセプトですかね。
デザインの良し悪しはさておき、短距離の快適なパーソナル空間がメインテーマとなる日本のショーファーミニバンと、長距離志向のファーストクラスのような豪華さを求めるベンツのミニバンには明確な方向性の違いがあるというのが面白いところでしょう。
さて、今回の展示で心配になった二つ目の会社がここです。
中国資本も入り込み、電動化に舵を切るのか、あるいはガソリンで行くのか二の足を踏んでいるベンツからはいつかの豪華さが消えてしまいました。
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マイバッハに関しても、豪華に見せる努力ばかりが先行して、本物志向とでも言いましょうか、素材や空間の工夫が消えてしまい、とても乱暴なデザインやコンセプトに感じてしまいます。
百歩譲って、AMGシリーズは客が求めているならそれで良いですが、マイバッハやベンツは人々が憧れる宣伝巨塔としての意味合いもあるわけですから、本物の豪華さとは何か、贅沢とは何か、見つめ直す必要があるんじゃないでしょうかね。
【BMW】
翻ってBMWの展示は実に見事でした。特に写真のシューティングブレークはそのまま市販して欲しいほど美しく内装も素直にカッコよかった。
なんと言いますか、おそらく私がBMWに期待するものはスポーツではなく、凛としたラグジュアリーなんだと思います。
スポーツマインドの押し付けのようなMシリーズのデザインはガキくさく辟易することも少なくなかったですが、本来のBMWはスポーツマインドをラグジュアリーなボディで包むそれはそれは美しい車だったと思います。
このコンセプトモデルや今回展示されていたシリーズの多くが従来の価値観のもと正常進化を見せてくれていて、これぞBMW!と言わんばかりの見事な展示でした。
【MINI】
今回の展示では、BMWのブースが前回より広く取られていて、MINIの展示も多くありました。
Paul Smithとのコラボグレードも展示されていて可愛かったです。
現在、ミニなんて言えないようなサイズの商品群も立ち並びますが、エントリーモデルは3/5ドア共に、全幅1745と抑えられていて、機械式もクリアするサイズではないでしょうか。
写真はエースマンという電気専用のモデルですが、これはちょっと方向性が分かりにくくイマイチなモデルでした。
他のカントリーマンやクーパーなどは方向性がハッキリしていたのですが、エースマンとクーパーのEV版との違いやミニが電動化で目指すものが分かりにくい。
今のままでは、EUの方針に従って仕方なくEVにしてやった感が残ります。
それならいっそ、英国らしくEVらしさゼロの皮肉なEVにしてくれても良いですがね。
ブランドを活かすには、エースマンはちょっと半端な車に思えました。
傘下ブランドを活かすのが下手なBMWですが、今後アルピナをどう使うのかなど注目したいメーカーのひとつです。
それでは最後にまとめたいと思います。
今回の展示の個人的アワードはなんと言ってもスバルでした!
展示の内容やプレゼンも良かったですが、何よりスバルというブランドが好きになりました。
とこよりもファンを大事にしており、時代の流れの中でも自分の役割を理解して地に足のついたものづくりをしています。
僕としては、アルシオーネSVXを買って現代版アレンジを加え、アルシオーネSTIを作ってみようかな?という誰も想定していない謎の発想が浮かんできました。
その他、好印象だったのは、
・トヨタ カローラコンセプト
・日産ブース
・センチュリーブース
・BMWスピードトップ
・キアのPV5
・ホンダCRV
・スズキブース
このあたりですね。逆にマツダとベンツは先行きが心配になりました…
いずれにしても2023よりもメーカーの向かう先やカラーが明確に出ていて良い展示が多かったです。まだ行ってない人はぜひ!
