キャロルのHB25S・ha25s・ラフタークレーンに関するカスタム事例
2025年08月20日 00時16分
広島でシビックタイプRに乗っていましたが、結婚をして子供ができたのを機にキャロル(HB25S)に乗り換え細々とやっております。 車以外ではバイク、ロードバイク、筋トレが趣味です。 よろしくお願いしますm(__)m
娘がクレーン車が見たいって言うので、近所にあるクレーン車の会社に見に行って来ました🏗️
お盆なので、おそらくお休み(?)全車揃っているようでその姿は圧巻!!
娘も大喜び😍
乗り物が好きな所はパパに似たのかな😅
えーここからは、うんちくです(笑)
この写真のようなクレーン車、街でよく見かけると思いますが、ラフテレーンクレーンと言います。
トラックの運ちゃんや建設現場関係者はほとんど「ラフター」と呼んでいますが、正式名称はラフテレーンクレーンです。
1つの運転席でクレーン操作と車両の運転が行えるのが特徴です。
また、駆動方式は総輪駆動で総輪操舵と言う全てのホイールをステアリングできる機能も付いています。
ちなみに、公道で運転するにはクレーン技能資格とは別に「大型特殊車両免許」が必要になります。
それとは別に車両を運転する運転席とは別にクレーン操作を行う操縦席が設けられている写真のようなクレーンを「トラッククレーン」と呼びます。
現在公道を走れるクレーン車の中では圧倒的にラフテレーンクレーンが多く、トラッククレーンを少数派です。
ちなみにこちらは、公道で運転する場合その車両の総重量に合わせて普通、準中型、中型、大型の自動運転免許が必要になります。(まぁおそらく現行の普通免許で運転できるトラッククレーンは無いと思います😅)
さてこのラフテレーンクレーンですが、皆さんご存知のように「渋滞メーカー」です(笑)
なんかいつも流れが良い道でノロノロ運転になってるなぁと思ったら先頭にこれが走っていたりします😅
では、なぜそんなにスピードが出ないかと言うと、1番の理由は車両重量に対して馬力が低いからです。
この写真のラフテレーンクレーンは80トン吊りで車両重量が約42トンあるのに対して馬力は約380馬力です。
380馬力と言うと一般的な大型トラックの馬力です。
ただ、その辺を走っている普通の大型トラックは満車にしても約25トンです。
普通の大型トラックと重さが20トンほど違うのに同じ馬力のエンジンが積まれています😅
それだけでも速く走れない事は明確ですが、さらにトランスミッションが3速または4速のトルコンATなんです😅
運転操作自体は楽ですが、やはり高重量車を効率よく走らせるには不利なトランスミッションです。
その結果、現在販売されているラフテレーンクレーンはすべてカタログでの最高速度が49km/hとなっております。
では、「だったらもっと馬力のあるエンジンを積んでトランスミッションも良い物にすればいいんじゃね?」と思いますよね?
ただ、そうしてスピードが出るようにしてしまうと、それを制動させるためにより強いブレーキが必要になってきます。
そして、もしこの巨体が100km/hぐらいの猛スピードで急ブレーキを掛けるとどうなるかと言うと、そうです、ホイールベースが短い事もあり、ブームが地面と接触して横転してしまいます。
そうならないためにあえてスピードが出ないようにできていますので、低出力エンジンが搭載されています。
また、低出力エンジンを搭載する事で低コスト化にも繋がっています。
現代社会において、なくてはならない乗り物「ラフテレーンクレーン」
今日も日本全国さまざまな現場で活躍しています🏗️