カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・カローラツーリングに関するカスタム事例

レンタカー・カーシェアシリーズ第298弾
トヨタ カローラツーリングHV 後期型
続いてMC後のカローラツーリングHVの後期型に乗ってみました。少し前にカローラスポーツやカローラのセダン、前期型カローラツーリングをレビューしていますので、同じ箇所は省略します。

カローラツーリングとは？
『デザインと走りが大きく生まれ変わり、クルマ本来の楽しさを追求したワゴンタイプの「カローラツーリング」。ラインアップは、1.8Lエンジン＋ハイブリッドシステムを搭載し、トランスミッションは電気式無段変速機を組み合わせた「ハイブリッド ダブルバイビー」と、ガソリン車の「ダブルバイビー」を設定。エクステリアは、TNGAプラットフォームの採用により低重心なシルエットを実現し、前後のホイールフレアが張り出したダイナミックな造形でワイドなスタンスを強調。フロントは、大型台形のロアグリルフレームとメッシュグリルに統一し、力強くスポーティなデザインを表現。安全機能では、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。今回、一部改良を行った。ハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用し、新たに「ハイブリッド G」、「ハイブリッド X」を設定。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現した。ガソリン車には、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した新エンジン1.5Lダイナミックフォースエンジンを採用し、新たに「G」、「X」を設定。安全装備では、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加。さらに、運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを追加するなど、「Toyota Safety Sense」の機能拡大を行った。』
(goo-netより引用)
今回の車両はHVのW×Bで、令和6年7月登録車です。新車価格は291万8300円、四駆が311万6300円です。

外観

外観はMC後だと、ヘッドライトの形状が変わりました。グリルも変更されています。サイドは特に変化なしです。国産では珍しくなった数少ないステーションワゴンです。サイドの姿も良いですね。リアは、テールランプのグラフィックが微妙に変わっている気がします。

内装
ドア側は一緒です。ドアグリップしかないのとピアノブラック装飾あるのは大幅減点です。肘置きソフトパッドです。ダッシュボードは柔らかいプラスチック素材で、一部ソフトパッドも使われます。で、MC後から明らかにメーターが変わっていますね。シートは弾力が固く、1時間程乗っても疲れなかったので良いシートです。ペダルレイアウトは微妙で、足をパンと出すとアクセルとブレーキの中間辺り踏みます。測定していなかった助手席ですが、20cm〜平手が入らない程と悪くはないと思います。後席ドアは特に変化なしです。ボディ剛性も悪くはないです。シートは同じく固めではあります。身長177cmの私で、頭上空間が拳2.5個分、足元空間は12cmと比較的狭めではあります。角度調整はできません。

ペダルレイアウトは私は気にならないですが、人によっては微妙に感じるかもですね。給油口はレバー式です。

グローブボックスは容量問題ないと思います。

後席にはUSBタイプCが二口ありました。あるだけで素晴らしいです。

荷室
大体ですが幅143cm、奥行き89cm、高さ66cmです。

床下は修理キットとかで埋まってます。

荷室の照明は個別で消せないので残念です。

後席を倒しましたが、相変わらず倒すためのレバーがあるのは素晴らしく、加点ですね。奥行き170cmになりました。

横になってみます。斜めならギリギリ寝れます。これは良さそう・・・。

車幅はボンネットがほぼ見えないので掴めないです。ワイパーも少し見え過ぎじゃないかなと思うので、もう少し綺麗に隠してほしいです。

ヘッドライトを点灯させました。フルLEDですね。

で、順番が前後してしまって申し訳ないですが、前席と後席は繋がらないです。

タイヤ
W×Bなので17インチのアルミホイールです。前期と変わってないと思います。グレー系に塗装されていて見た目は良いですが、カローラスポーツの方が質感高いホイールに見えるので少し劣っちゃうかなと感じます。タイヤはヨコハマのブルーアースGTです。

搭載エンジン
前期と変わってないです。ただ、仕様に変化はあったようですが、イマイチ乗っていて前期との違いが分かりませんでした。とりあえず、以前レビューした時と基本的に感想は一緒です。追加するならば、加速反応は良いです。スポーツモードにするとさらに立ち上がりが速くなり、ちょうど良い感じになります。静粛性は非常に良いですが、その分ロードノイズが少し目立っているかなという印象は受けました。測定して62dB前後と、綺麗な路面だと数値は良いです。ただ私は気にならないレベルです。停車時にエンジン始動している状態で55dB前後と良い数値ですね。乗り心地も前期と変わらず突き上げを感じにくい良い乗り味でしたので加点です。高速道路だと、周りのペースに合わせて71dB前後でした。乗り心地も綺麗に段差をいなしてくれるので快適です。ただ、この個体だけかもしれませんが、エアコンが全然効かないんですよね。特に今の季節はしんどいです。そこを耐えられるかが選ぶ際のポイントかなと。

まとめ
良いところ
・ストレート式シフト 節度感⭕️
・ダイヤル式エアコン
・乗り心地が良い。+0.5点
・荷室のレバーで後席を倒せる。+0.5点

悪いところ
・ドアグリップしかなくて開きにくい＋ピアノブラック装飾。−1.0点
・少し車内からワイパーが目立ってしまう。綺麗に隠してほしい。−0.5点
・ペダルレイアウト微妙。

評価:4.5点 惜しいです。あと少し。
他のカローラシリーズ同様、出来は良いですね。ただ、加点・減点考慮すると今回も4.5点ですね。色々乗って試しましたが、本当に欲しくなってきました・・・。比較的乗りやすい方のサイズですし、車中泊にも使えますし、1.8リッターのHVとして考えても、この内容で291万円と言われると比較的安いなとは思ってしまいます。今後本当に買ってしまうのか。もしくはただの欲しいと言うだけで終わるのか。今後ご期待ください。買ったらちゃんと報告しますので。

［比較用］
前期型 HV WxB