ムーヴキャンバスのナビ取り付け・バックカメラ取り付けに関するカスタム事例
2025年07月18日 23時32分
LA800キャンバスの純正ナビ取り付け完了しました。
我が家のキャンバスはナビアップグレード非装着で20Pカプラーが無く、ステアリンスイッチやバックカメラが付いていません。
詳しいグレードを書くとSAⅢのGです。
スマートアシストⅢ装着、オートエアコンパネル装備、オーディオレス、電動ドア無し。
今回はこのモデルにステアリングスイッチと純正バックカメラを取り付けました。
ステアリングスイッチに関してはと取り付け情報がいくつか出てきますが純正バックカメラはほぼ無いです。
なので超苦労しました。
ちなみにカメラの映像が超魚眼ですが、おそらくパノラミックビュー用だからです・・・買うカメラ間違えたみたいです。
まずはステアリングスイッチです。
ステアリングスイッチ自体の取り付けは過去の写真を見て頂くとありますが、スイッチ本体とスパイラルケーブルが必要です。今回は割愛します。
で、ナビアップグレード非装着車両でステアリングスイッチとナビと連動させるにはダイハツから純正品として発売されている08682-K9004という品番のケーブルを使います。
写真のケーブルです。
このケーブルには旧品番で08682-K9003というものがあります。
おそらく現在は販売されていません。
K9004はK9003にステアリング連動線を追加してマイナーチェンジしたケーブルになります。
つまりK9004を使うとバックカメラにステアリング連動線も映すことができます。
ただし、おそらくですが接続するだけでステアリング連動線が出るのは舵角センサーを全グレードに標準装備しているスマートアシスト3のモデルからだと思われます。
それ以前のモデルでバックカメラやナビ非装着車の場合はセンサーが付いてないらしく追加にはかなり大掛かりな作業が必要になります。
ネットで拾った写真ですいません・・・ キャンバスというかダイハツ車のナビ裏にはこのような水色のコネクタがあり、これがステアリングスイッチのケーブルになります。このコネクタに08682-K9004を取り付けてナビ本体の20Pカプラーに接続するとステアリングスイッチが使えるようになります。
そして今回はこのケーブルの20Pカプラーに更に純正バックカメラ配線を追加します。
ダイハツ純正ナビの20Pカプラー入力には純正バックカメラ入力があり、図のように1.2.3.11.12がバックカメラの配線になります。
つまりここにバックカメラから引っ張ってきた配線を接続するとナビにカメラ映像が映るって事です。
ただしK9004のカプラー側は空きになってますので自分で端子を圧着して追加しなければなりません。
しかしいくら探しても純正バックカメラのピンアサイン(どれが電源線なのかなど)が出てきません。
ダイハツディーラーに行けばわかるのかもしれませんが・・・自分は色々抜き差しして自分で調べました。
正解を言ってしまうと
桃=映像信号+
緑=6V(電源)
青=映像信号-
灰=映像信号-
白黒=GND
青と灰は逆になっても映ります。
何か関係あるのかもしれませんが・・・わかりません。
ちなみに配線を繋ぎ間違えてもカメラは壊れませんでした。
さてここからが本題です。
バックカメラケーブルの配線です。
這わせる部分はネットにたくさん転がってますので割愛しますが、今回は「純正バックカメラ配線を利用」したケーブルの追加です。
以前投稿した写真でも書いてますが、800キャンバスのリヤゲートにはバックカメラ非装備者でも最初からカメラコネクタと配線が通っています。
ただし通っているのはリヤゲート上部のゴムの蛇腹のコネクタまで。
そこからナビ裏までは自分でケーブルを追加しなくてはなりません。
写真の赤線の部分までが純正ケーブルで、青線の部分が追加です。
これもネットで拾った写真ですいません。
トランクを上げて上の部分にあるゴムの蛇腹ですが、赤線の部分までバックカメラ配線が来てます。
この部分はカプラーになっていて車両側(雌側)に端子が無く空きスロットになっています。
ここに端子を圧着したケーブルを差し込みフロントまで引っ張っていけば純正カプラーを使用して無理なくケーブルを追加可能というわけです。
ちなみにナビアップグレード装着車はここにバックカメラ線が最初から入っていて空きになっていません。
ケーブルを追加するのはココです。
ここに住友電装025型TSシリーズのオス端子を0.2〜0.3sqの電線を圧着して差し込みます。
なおカプラーに端子を差し込む時、カプラー本体にあるロックを精密ドライバーなどで解除してからじゃないと刺さりません。
差し込み方はネット検索すると出てきますので割愛します。
なお自分は4芯のケーブルでフロントまで通し、白黒のGNDはボディアースにしました。
蛇腹を通したりボディを這わせたりなども今回は割愛します。
GNDはCピラーのネジに共締めしてアースを取りました。
今回使った4芯のケーブルの色は赤緑黒白で、線の色は適当に使ったので参考にはならないかもしれませんが、とにかくナビ側とカメラ側の配線を合致させ、間違わなければ良いのです。
K9004の20Pカプラーに差し込む部分は赤丸の部分になります。
GNDはナビ横の金具と共締めしてボディアースとしています。
使う端子は住友電装025型TSシリーズのメスです。
このカプラーもロック解除してから差し込みます。
配線の圧着ミスや接続ミスなどがなければこのようにカメラが映るようになります。
純正カメラの画質が悪いのかそれともカメラが壊れてるのかはわかりませんが、映像はこんな感じです。
そのうち広角じゃないカメラに買い替えます。
今回の配線加工は、言ってしまえばオプションのナビアップグレードの20Pカプラーを自作してしまうようなものになります。
社外カメラであればあまり気にしなくてもいいかもしれせんが自分のように純正にこだわる人には参考になるかもしれせん。