911 クーペの出会った頃のようにに関するカスタム事例
2025年11月13日 19時58分
車しか趣味がない30代です。雇われ医者です。 家建てました。オマケでガレージも付けました。 5台+1機所有しています。 新型の車がどうしても好きになれない古い男です。 古い男が古い車を大事に乗る。満足しています。 青春を取り戻している真っ最中ですが、 30代後半、遅れてやってきた青春はかなり楽しいです。
紅葉が美しくなるこの時期、
本当にいつの間にか、夏が終わっていました。
秋には気付きすらしなかった。
今年は本当に暇なかった。
大仕事をこなしておりました。
車の思い出、で話を始めるなら、
多分多くの車好きが「最初の愛車」を話に出すと思う。
僕はと言えば最初の愛車は80スープラ。SZ-R。
まだ120万とかだったかな。
買い戻そうと思っているうちに国内からタマが消えた。悲しい限り。2.3台買っときゃ良かった。
時々堪らなく欲しくなって、
その度にまた手元に来た所で、と思い直していた折
「思い出」を買い直そうと思い立った。
80スープラの風景。オーディオは当時最先端のipod。auxで繋いでた。車内でよく聞いていた音楽、アーティストに会ってみたい、と。
八方画策、結果、結構楽しい薔薇の道。
素敵なご縁を沢山頂いた。本当に。忘れられない。
当たり前でお金を出せば買えるものでもなく、結果半年以上の時間をかけて調整、行脚する事になった。
リアルに大物であったので、ここで名前は出せないけど
まあ、
初めての車と
「出会った頃のように」
思い出を具現化する事ができた。
推しのアーティストに会うとか、ファンレターを送るとか、課金するとかそんな物ではなく、
一緒にお仕事をさせて頂いた。
ライブに行くとか、そんな一方通行じゃない。
ステージの上で2人で向き合って仕事が出来た。
初のパターンだったそうだ。医者と歌手よ。
思っていた以上に素敵な方だった。
優しい透き通った歌声が特徴の
そのアーティストと調整、お仕事している間、
1番車でときめいていた時代を思い出す事が出来た。
懐かしい。
バス、助手席に乗れば、横に並んでいる車が普通にFDだったりZ32だったり180sxだったり、四つ目セリカだった時代。ガソリンが1L100円の時代。
スポーツカーは大体ライトがパカパカ。
国内最高級車はnsx。
バキバキのドリ車もかっこいい。
泥だらけのラリーカーもかっこいい。
下げたVIPカーもかっこいい。
ハイリフトのクロカンもかっこいい。
もちろん普通の車もスーパーカーもかっこいい。
そんで、免許を取ったらそんなかっこいい車に乗りたいと願っていた時代。
最近見栄で車に乗っていたけど、
ちょっと車に対して意識が変わった。
何となく自分の中にブランドを見出せた。この歳で青春できていたりするのが面白い。人生の伏線を回収する場面も増えてきた。そして今回は結構な伏線回収だった。
とにかく最高に楽しい時間を頂けた。
過去に行けたのかも、とも思う。
別にフェラーリでなくても良くなったので、
これまで乗ってきた車の中で、1番波長が合った車を買い戻してみた。車に自分を合わせることに少し疲れた。
911。そして空冷。
ここまで合った車は無かった。
タイベル切れないって最高。
水漏れないって最高。
オイル漏れてもいいって最高。
当分オイルだけは漏れないはず。お金はかけたから。
そしてフェラーリには感謝。存在と自尊心育成と買取金額に。オーナメントだけは残す事にした。
懐かしさで埋め尽くされた我がガレージ。
ちょっと片付けなきゃ。
そしてまたまたやってきた空冷ポルシェ2台目。
新しさ、ナシ。そこまでトキメキもない。
ただ、本当に懐かしい。
色々ボロいけど、エンジンは最高。
僕より3歳若いだけ。40手前。こんなもんだろ。
もう、締めかな。欲しかった車全部買って、2周目来てしまった。
