アルトバンのHA25V・アルトバン・軽量フライホイール・クラッチ交換・HA25に関するカスタム事例
2025年10月13日 19時22分
全日本25アルトの遅さを何とか少しは改善しよう協会会員の私です。
アルト君も9万キロを突破、
しかし以前の整備記録簿のデータを読み漁ってもクラッチに関する記述が見当たらなかったんです。
前オーナーの乗り方次第ではそろそろ滑り出したり、悪さをし出しても不思議では無いなと考えておりました。
アイシン製のクラッチ交換セット一式を購入しておきました。
良いですね、
こういった車種はセットで買っても1万ちょっとで済むんですから。
貧乏人にはありがたい、
財布に優しいです。
ついでにこんなモノを導入します。
サイドウェイ製の軽量フライホイールです。
品番はM⭐︎41。
これ、実はK6AのFFターボ用として販売されている品番なんですね。
まあ有名な話なんで今更ですが、
HA25アルト、MH23ワゴンRの5MTミッションは中身がターボとほぼ共通。
なので、フライホイールの6穴PCDもターボと一緒なんです。
逆に一般的なNA用フライホイールは装着出来ません、コレ注意です。
ノーマルフライホイールの回転上昇スピード。
まあこんなモンでしょう、
遅えとは思います。
2速→3速のギア比が離れてるのは周知の事実でありますが、
クラッチを切って3速が入る回転域まで回転が下がるのに時間がかかります。
この「待っている間」
に車速は落ち込むわけですな。
軽量フライホイールの回転の落ちの早さを利用し、
ちょっとでも早くクラッチを繋げれるようにして、実質的に2、3速を近づけようといった算段です。
ちなみにサイドウェイの軽量フラホ、
結構安いんすよ。
安い代わりに、競争率が高いんで
欲しい方は狙って待っておかないとすぐに在庫が無くなります。
自分も3ヶ月待ちましたからね。
外したクラッチ版、
意外なことにまだまだ残っていました。
前オーナーもどうやら半クラの上手い方だったようですね、ある意味安心しました。
外した純正のフライホイールがこちら。
重さは約6kg、軽量フラホは3kgなので半分の重さになります。
コレは結構な差ですよ。
どう変わるか楽しみですね。
今回、
交換作業は知り合いのショップに依頼しました。
交換費用4万ちょい。
費用対効果というか、時間と手間で考えたら安すぎます。
出来る作業は自分で、
無理な作業は素直に任せる。
大事です🤔
コレがノーマルの吹け上がり(車外)です。
交換後です。
車外とタコメーター映像。
全然違いますね🤔
ビンビンです、低回転域は急激には変わりませんが高回転付近のレスポンスが段違いで変わりました。
乗ってみての感想なんですが、
すごい乗りやすくなってます。
よく、
軽量フラホ入れるとトルクが細くなるっていうじゃないですか。
トルク変化ってのはエンジンの特性であって、それを伝達するフライホイールの重さで変わるモノではありません。
重いフライホイールは大きな慣性で回る、
アクセルを抜いた時の減速が少ないので、燃費が伸びるのがメリット。
軽いフライホイールは慣性が小さく、アクセルを抜いた時の減速等が露骨であり、
坂道に弱いとか言われる理由はおそらくこのあたりが原因。
よって、フライホイールが軽くなるとトルクが落ちるというのは間違いです。
実際にはよりリニアにスロットルに合わせて車が加減速するようになるので、
私としては非常に乗りやすい。
あと、元々トルクなんかスッカスカの25アルトなんだから今更気にする必要なんか微塵もないのです。
が、まあフライホイールの恩恵は実はそんなに加速には影響しないんですなぁ...
0-120はあんまり変わりませんでした。
ただ圧倒的に街乗りは楽になり、かつ
運転がさらに楽しくなりました。
元々アルト君は通勤車両、
こういった小さな積み重ねが毎日の通勤を楽しくしてくれるはずです。
次回は何を交換しようかしら。