MR-Sの1ZZ-FEに関するカスタム事例

約15万kmに達しオイル消費が激しくなったため後期エンジンに載せ替えました。

お願いしたのはTPSさんです。軽量フラホ、クラッチ、強化エンジンマウントも同時に交換頂きました。
SHORAIバッテリーを適当につけていたのですが、店長に「ダメだよあんなんじゃ」と自作アルミステーで固定頂きました。(無償)
エンジン載せ替え後、ドラシャがデフに刺さるところのオイルシールの片方からオイル漏れが発生、両側共に新品交換頂きました。(社長がタダでいいよって)
アフターサービスはさすがでございます。

載せ替えたエンジンはモーターのようにスムーズに回ります。(レーシングは畑の真ん中で行いました😅)
1000km以上走りましたが、前期のような異常なオイル消費はありません。

参考まで2ZZ載せ替えのMR-Sのレーシングした様子です。6000rpmまでは1ZZのほうが気持ちよく回る印象です。
サーキットでタイムをガチに狙いに行かない限り、1ZZで吸排気変更、軽量フラホぐらいのほうがコスパも含めて良いのではと思えてしまいます。(でも、やはり2ZZは男のロマン⁉︎)

載せ替え後に色々調べたところ、同じ1ZZでも仕様差があることがわかりました。海外製1ZZはレーザークラッド式バルブシートが採用されておらず。。レーザークラッドは第3期ホンダF1エンジンにも採用された技術だとか😕
国内向けも車種、年式によってはいわゆる普通の圧入バルブシートが採用されているようです。(=バルブ系が小さい)

調べたところ、私のは2002年式アリオンでレーザークラッドのバルブシートでした。ただしカムリフト量が0.3mmMR-Sより小さかったです。バルブスプリングも線径が細くバネ定数が小さい仕様。
結果としてフリクションが下がり低中速は燃焼効率が良くなる利点があるが高回転は出力が出にくい。個人的にはMR-Sにはウエルバランスかなと^_^
情報元はトヨタの整備要領書です。mr-s、セリカ以外の1ZZ、特に2004〜2005年以降のものは海外仕様の可能性がありそうです。
といっても、所詮は汎用エンジンの1ZZなので、それらの仕様差よりもエンジンの状態優先で選んだほうが良いのかなとも思いました。