ソアラの整備記録・ヒーターユニットオーバーホール・ヒーターコア液漏れ・自己満足の世界に関するカスタム事例

久々にソアラの大作業を行なった。
数年前からどうも車内がクーラント臭くなる時があって、最近ではついにエアコン吹き出し口から水蒸気が出てくるわガラスの内窓が曇る始末…
それでもエンジンが温まって暫くすると曇りも取れてはくるのだが、これはもうヒーターコアからクーラントが漏れているに違いないと思い、コツコツと部品を集め意を決してヒーターユニットオーバーホールを開始した。

当時内装を黒内装へフル交換した時には、まさかまたダッシュボードを取り外すとは思ってもみなかった。
今回はそれ以上にバラすことになります。
ダッシュボード下側からバラシ始め、シート2脚を外し、Aピラー内装、センターパネル、ナビ類、ダッシュボードセンター部分、ダッシュボード本体を外します。

ソアラのヒーターユニットはなんとダッシュボードフレームの奥側にある為、このフレームも外さないとヒーターユニットは取り出せない構造です。
後部座席足元へ送るエアダクトを外し、フレームを外すとようやくヒーターユニット全体が姿を現します。

エンジンルーム側のクーラントホース、クーラーガス管を外し、いよいよヒーターユニットを車体から取り外していきます。ヒーターユニットの幅はダッシュボード横幅の2/3は占めていましたね。

問題のヒーターコア

やはり予想通りの状況でした。。。
見事にクーラントが滲んで固まって積もってる…
トヨタは赤色のクーラントですが、私のソアラは緑色に入れ換えてます。

無事に摘出完了
ヒーターユニットが無いとそれなりに空間がありますね。

外したヒーターユニット
横長ですねぇ
隙間を埋めるスポンジ類は加水分解でボロボロ…

ケースも埃まみれになってた。
おそらくこの車体が生産されてから今までの埃が積もりに積もった結果でしょう。

ヒーターユニットを分解。
オーバーホールなのでヒーターコアだけの交換だけではなく、交換できる部品は全て交換することにした。
更に風向を切り換えるシャッターに貼ってあるスポンジも貼り替えます。

ヒーターコアをケースから取り出すと
タンクとコアの接合部からクーラントが滲んでました。
クーラントがコアに付着してそこを風が流れる際にクーラント臭がしていたことになります。

次回はヒーターユニット内にある風向切り換えシャッターについて記録紹介していきます。