ムーヴキャンバスの切断・義足・ウイング大百科に関するカスタム事例
2025年10月21日 22時19分
静岡県西部で、なにか作ってたりします。 基本フォロバしますので、気軽にフォローしてって下さいませ。 当方身体障害者で大きい施設では車椅子でないと移動出来ません。車椅子マークの駐車場を利用している画像も出てきますがご理解いただけたらと思います。
一応お題「ウイング大百科」。
旧キャンバスは純正オプションウイングの設定がありません。
残念。
社外品ではあるのですが、正直かなり小さめ。
そして奥さんが「いらない」と言うので不採用となりました。
残念。
そして下にはアンダーウイング・・・
のように見えますが、実際にはウイングとしての機能は持たせてません。
前後の幅が短すぎでほぼ機能しません。
前後幅を長くすると固定部を増やす必要があって大変だったので辞めてしまいました。
バンパー下にミントのラインを入れたかったために作った、
「アンダーウイングもどき」
でした。
すみません。
さて。
今回の入院は、本番義足製作のための入院でした。
そして本日本番義足(仮)が出来てきました。
仮なのは、いろんなパーツが義足屋さんからの貸し出しパーツでして、使っていきながらパーツを変えたりして、真の本番義足の仕様を決める感じ?
先週の型取りでかなり期待出来そうと思ったわけですが・・・
まず、無茶苦茶重いです。
正常なアクセル操作が出来る気がしません。
次に、義足に足をはめるのにかなり苦労するのですが、ヒザをある程度曲げると簡単に抜けてしまいます。
これは重すぎるのも抜ける原因の1つかな?
これ、ハイエースのアクセル操作時のヒザの曲げ具合で抜けてしまうので、ハイエースのアクセル操作は不可能です。
ついでにいろいろ邪魔してヒザはそれ以上曲がりません。
かなり不便。
立って体重をかけていくと、かなり痛いです。
今日は頑張って60%までかけてみましたが、元々ヒザは13年前の事故で間接内骨折してまして、その手術でいろいろやられてたので間接にガタがありまして、ヒザの皿の下に体重かける構造自体に問題がありそうです。
多分100%体重かけて歩くとなると、かなりの負荷がかかり、せっかく痛くなくなった右足が、また痛くなると予想出来ます。
そして、ぐらつきます。
これはヒザ下が短いのが大きな要因かと。
不安定で体重かけるのが怖いし、かけれたとしても安全に歩ける気がしません。
他にも問題点ありそう・・・
期待が大きかったのもあって、超が付くほどの期待はずれでした。
運転用義足とコラボ・・・
本番義足(仮)、重さを量ってみたら
2.8kg でした。
運転用義足の重さを量ってみると
1.1kg 、
そして本番義足同等?なヒザ下部を量ってみたところ
0.7kg 。
本番義足(仮)は運転用義足の4倍の重さと言えます。
差が大きすぎて、とうにもならないレベルです。
運転用義足の出来が良すぎたかも。
この結果からも解りやすいですが、車の運転は、圧倒的に操作性の高い運転用義足で行うことになるでしょう。
そして歩行するにも痛い上に不安定、元々ヒザも悪いので歩けるとしても短距離。
間違いなく松葉杖の方が安定しますし安心ですし長距離歩けます。
母屋内の移動も車椅子で出来てしまうので、より安全確実で痛みもなしです。
これ、本番義足を作っても、使い所がありません。
使うメリットが見つかりません。
つか痛くて危険とか、デメリットしか感じられません。
仮に完成しても、自分の性格上使うことはないでしょう。
作る意味がありません。
早々に技士さんとお話して、改善したとしても大きく改善するのは無理なことを確認。
リハビリの担当の方に話してみたところ、松葉杖の操作?確認することになりましたが、無理に仕事復帰してたころにかなり使い込んだのもあって、松葉杖と一心同体のようで、ここまで使えると義足にするメリットも少なく、松葉杖のメリットの方が大きいとの評価。
そして主治医とも話して・・・
本番義足、作るのやめることにしました!
ここまでの費用はかかってしまいますが、使わないもの作るのに時間費やして痛い思いするなんてのもイヤなので。
ということでとっとと退院することにします。
今後は、何か改善出来そうなものを思い付いたら、新たな義足を作っていくことにしようかな?と考えてます。
正直、その方が圧倒的に楽しそうです。