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86のFD2に関するカスタム事例

86のFD2に関するカスタム事例

2026年05月29日 09時08分

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金86欠の備忘録 トヨタ 86 ZN6

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FD2 vs ZN6

第一話 遭遇

 午前二時。

 都心環状線外回り。

 冬の首都高は独特の匂いがする。

 排気ガス。

 湿ったアスファルト。

 タイヤカス。

 そして冷え切った東京の空気。

 俺は料金所を抜け、FD2のクラッチを踏み込んだ。

 1速。

 半クラ。

 軽くアクセルを当てる。

 K20Aが乾いた音で回転を上げた。

 FD2という車は、タイプRの中でもかなり異質だ。

 4ドア。

 2リッター。

 FF。

 数字だけ見れば普通のセダンに近い。

 だが走りは全く普通じゃない。

 ホンダはFD2で、FF最速を本気でやろうとしていた。

 その証拠にボディ剛性が異常だった。

 特にフロント周り。

 サスペンションメンバー取付部。

 バルクヘッド。

 全部が硬い。

 だからステアリング入力に対して反応が速い。

 速すぎるくらいだ。

 少し荒れた路面だと、まるでステアリングが路面へ吸い込まれるみたいに動く。

 だが、その代わり接地感が強い。

 前輪がどこへ乗っているのか分かる。

 首都高みたいな場所では、それが重要になる。

 俺は谷町からC1へ合流した。

 アクセルを踏み込む。

 ギャアアアアアッ!

 VTEC。

 6000を超えた瞬間、K20Aの音が変わる。

 普通のエンジンじゃない。

 まるでバイクみたいに回る。

 FD2は回転で走る車だ。

 低速トルクで押し出すタイプじゃない。

 回して。

 回して。

 回して。

 ようやく本領が出る。

 2速。

 3速。

 都心環状の壁が流れていく。

 白。

 白。

 白。

 高速域では、景色じゃなく情報を見る。

 壁との距離。

 照明の流れる速度。

 路面の継ぎ目。

 速い人間ほど視線は遠い。

 前方。

 竹橋方面。

 低いヘッドライトが見えた。

 白い86。

 ZN6。

 車高は低い。

 マフラー音は静かだ。

 だが速い。

 あの速度域でラインがぶれない。

 うまい。

 86という車は誤解されやすい。

 パワーがない。

 遅い。

 そう言う人間は多い。

 だがあれは、荷重移動を楽しむための車だ。

 水平対向。

 低重心。

 短い慣性モーメント。

 だから姿勢変化が自然だ。

 特に中高速コーナーでは強い。

 俺はアクセルを踏み増した。

 FD2が前へ出る。

 86との距離が縮まる。

 竹橋。

 長い左。

 ここは首都高でも独特だ。

 速度を落としすぎるとリズムが崩れる。

 だが突っ込みすぎると出口で膨らむ。

 86がブレーキ。

 一瞬だけ。

 ターンイン。

 リアがわずかに流れる。

 うまい。

 アクセルを完全には抜いていない。

 駆動輪へ荷重を残したまま向きを変えている。

 FRらしい走り方だ。

 俺は深めにブレーキを踏んだ。

 FFは進入精度が命だ。

 特に高速域ではそうなる。

 フロントタイヤへ荷重を集中させる。

 ノーズを入れる。

 待つ。

 向きが変わる。

 そこでアクセル。

 LSDが効く。

 前輪が路面へ噛みつく。

 FD2が一気に立ち上がった。

 並ぶ。

 86の真横。

 だが互いに視線は向けない。

 そんな余裕はない。

 西神田S字。

 ここから本番だった。

第二話 リズム

 西神田S字。

 首都高外回りでも特に難しい区間だ。

 右。

 左。

 右。

 全部が高速。

 しかも路面が荒れている。

 継ぎ目。

 補修跡。

 微妙な逆バンク。

 車の性能だけでは速く走れない。

 接地を失わない技術が必要になる。

 86はうまかった。

 切り返しのタイミングが自然だ。

 最初のヨーが次のコーナーへつながっている。

 だから修正舵が少ない。

 FRはこういう場所で強い。

 リアタイヤへ仕事を残しながら向きを変えられる。

 対してFFは忙しい。

 制動。

 操舵。

 駆動。

 全部を前輪へ押し付ける。

 だからタイヤが熱を持つ。

 特にFD2は顕著だ。

 タイプRはアンダーステアを嫌う。

 普通のFFみたいに安全方向へ逃がさない。

 リアを使って曲げる。

 だから速い。

 そして怖い。

 右。

 左。

 ガンッ。

 橋脚継ぎ目。

 FD2が跳ねた。

 だが踏む。

 アクセルを戻すと前輪荷重が抜ける。

 FFはそこから一気にアンダーになる。

 だから踏む。

 前輪を路面へ押し付けるように。

 K20Aが絶叫する。

 ギャアアアアアッ!

 86がわずかに前へ出る。

 低重心。

 短い慣性モーメント。

 86はヨーの収束が速い。

 高速S字では、それが武器になる。

 だがFD2にも強みはある。

 立ち上がりだ。

 LSDが効いた瞬間の前輪トラクション。

 あれは異常だ。

 FFなのに前へ出る。

 まるで路面を掻きむしって進むみたいに加速する。

 86がブレーキ。

 こちらも踏む。

 代官町。

 ここは危険だ。

 進入で曲率が増す。

 しかも逆バンク。

 欲張ると死ぬ。

 86がわずかにリアを滑らせながら向きを変える。

 綺麗だった。

 俺は深くブレーキを残した。

 FD2のリアが軽くなる。

 向きが変わる。

 アクセル。

 LSD。

 立ち上がる。

 並ぶ。

 2台はそのまま霞ヶ関トンネルへ吸い込まれていった。

第三話 接地

 トンネルの照明が流れる。

 白。

 白。

 白。

 高速域では景色を見る余裕なんてない。

 ドライバーが見ているのは路面だ。

 色。

 継ぎ目。

 反射。

 その断片を処理している。

 霞ヶ関トンネル。

 ここは首都高でも独特の場所だ。

 閉塞感。

 速度感覚の麻痺。

 さらに路面が一定じゃない。

 場所によってμが違う。

 86が進入する。

 ブレーキは短い。

 ターンイン。

 リアが流れる。

 だが収束が速い。

 水平対向エンジンの低重心が効いている。

 ロールもピッチも小さい。

 だから姿勢変化が自然だ。

 俺は少し早めに減速した。

 FFは高速域で無理ができない。

 特にアンダーステアは危険だ。

 フロントが逃げた瞬間、車はそのまま壁へ向かう。

 だから待つ。

 向きが変わるまで。

 待って。

 待って。

 そして全開。

 VTEC。

 K20Aが咆哮する。

 ギャアアアアアアッ!

 FD2が前へ出る。

 並ぶ。

 86のリアタイヤがわずかに滑っている。

 だが安定していた。

 うまい。

 前方。

 西神田出口。

 ここから先は速度域が上がる。

 首都高は直線が危険だ。

 コーナーは皆集中している。

 だが直線になると人間は気を抜く。

 視線も散る。

 だから事故が起きる。

 86はぶれなかった。

 真っ直ぐ。

 安定している。

 空力バランスがいい。

 86はパワーこそ大きくないが、高速域の安定感はかなり高い。

 特にフロントの接地感。

 あれは水平対向エンジンによる低重心の恩恵が大きい。

 FD2は少し忙しい。

 だが嫌いじゃない。

 ステアリングへ細かい情報が返ってくる。

 タイヤがどこへ乗っているのか分かる。

 それがタイプRだ。

第四話 荷重

 首都高で重要なのは、コーナリング速度じゃない。

 荷重変化だ。

 うねり。

 継ぎ目。

 橋脚。

 高速域でそれが来る。

 だから車を“置く”技術が必要になる。

 86はその置き方がうまかった。

 最初の入力で姿勢を決める。

 だから修正舵が少ない。

 FRらしい走り方だ。

 俺はアクセルを少し戻した。

 フロントタイヤを休ませる。

 FFは前輪が忙しすぎる。

 駆動。

 制動。

 操舵。

 全部やる。

 だから熱を持つ。

 昔、筑波でFD2を走らせた時、左フロントだけ温度が異常に高かった。

 タイプRはタイヤで曲げる車なのだ。

 86が加速した。

 こちらも踏む。

 ギャアアアアアッ!

 K20Aが8000まで一気に吹け上がる。

 NA高回転エンジンは独特だ。

 ターボみたいに押し出す感じじゃない。

 回転上昇そのものが快感になる。

 86は違う。

 あちらは車体の気持ちよさだ。

 ヨー。

 荷重移動。

 姿勢変化。

 車を動かしている感覚が強い。

 だから同じ速度でも性格が全く違う。

 前方。

 竹橋。

 長い左。

 ここで勝負が決まる気がした。

最終話 決着

 竹橋の左。

 86のブレーキランプが一瞬だけ光る。

 短い。

 最低限。

 FRは向きが変わる。

 だから減速時間が短い。

 俺は深く踏んだ。

 FD2のノーズが沈む。

 前輪へ荷重が乗る。

 ターンイン。

 待つ。

 待って。

 向きが変わる。

 そこで全開。

 VTEC。

 8000rpm。

 ギャアアアアアアアッ!

 FD2が前へ飛ぶ。

 並ぶ。

 86のリアがわずかに跳ねた。

 補修跡。

 μ変化。

 ほんの小さな乱れ。

 だが高速域では十分だった。

 テールが外へ出る。

 相手は即座にカウンターを当てる。

 アクセルも抜かない。

 うまい。

 だが、わずかに立ち上がりが遅れた。

 その瞬間。

 俺はFD2をねじ込んだ。

 アクセル全開。

 LSD。

 前輪が路面へ噛みつく。

 FFなのに前へ出る。

 ステアリングが暴れる。

 だが踏む。

 踏み続ける。

 FD2が半車身前へ出た。

 86も全開。

 だが次の瞬間、こちらが先にラインへ入る。

 呉服橋。

 深い左。

 俺は深くブレーキングした。

 FD2のリアが軽くなる。

 だが逃がさない。

 ステアリング。

 荷重。

 向きが変わる。

 アクセル。

 立ち上がる。

 後ろ。

 バックミラー。

 白い86がいる。

 だが並ばない。

 江戸橋への登り。

 ここで決まった。

 FD2は登りが強い。

 NA高回転。

 クロスミッション。

 軽量車体。

 そして前輪トラクション。

 K20Aが8000まで一気に吹ける。

 2速。

 3速。

 4速。

 加速。

 加速。

 加速。

 86が少しずつ離れていく。

 だが完全には消えない。

 速い。

 本当に速い。

 ただ、リズムが違った。

 FRとFF。

 ヨーで曲げる車と、前輪で噛みつく車。

 速さの思想そのものが違う。

 俺はアクセルを少し戻し、そのままC1をゆっくり流し始めた。

エピローグ

 午前五時三十八分。

 芝浦パーキング。

 空は薄青く変わり始め、東京湾に朝焼けが伸びていた。

 俺は缶コーヒーを片手にFD2のフロントタイヤを眺めていた。

 左前だけ熱の入り方が違う。

 やはり首都高外回りは左フロントへ負担が集中する。

 FFは前輪へ仕事を押し付ける。

 だから速いFFほどタイヤへ依存する。

 昔、ホンダがタイプRを作る時、徹底して嫌ったものがある。

 アンダーステアだ。

 普通のFFは安全方向へ逃がす。

 だがタイプRは違う。

 リアを使ってでも曲げる。

 だから速い。

 そして怖い。

 白い86がゆっくりパーキングへ入ってきた。

 少し離れた場所へ止まる。

 エンジンが止まる。

 しばらく動かない。

 だが、それでよかった。

 別に話す必要はない。

 走れば分かる。

 どういう車で。

 どういう乗り方で。

 何を考えているか。

 全部。

 86という車は面白かった。

 最近のスポーツカーは速すぎる。

 電子制御。

 ワイドタイヤ。

 ハイグリップ。

 空力。

 破綻しない。

 だが86は違う。

 滑る。

 動く。

 だからドライバーが必要になる。

 あれは昔のスポーツカーの文法だ。

 対してFD2は最後の純粋なタイプRだった。

 自然吸気。

 高回転。

 軽量。

 電子制御に頼らない前輪駆動。

 ドライバーが荷重を作る。

 向きを変える。

 タイヤを使う。

 だから面白い。

 東の空がさらに白くなる。

 首都高は朝になると表情が変わる。

 夜の間だけ許されていた速度域が消えて、現実の道路へ戻っていく。

 俺はFD2へ乗り込んだ。

 キーをひねる。

 K20Aが乾いた音で目を覚ました。

 クラッチ。

 1速。

 ゆっくり発進する。

 バックミラー。

 白い86も動き出していた。

 互いに別方向。

 並ぶ事もない。

 だがきっと、またどこかで会う。

 首都高という道は、不思議とそういう場所だった。

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2026/06/04 02:43
86 ZN6

86 ZN6

弐号機にBRIDE XERO RS PLUS2脚を入れさせてもらいました!白に赤は映えますね!😆

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2026/06/03 22:23
86 ZN6

86 ZN6

みなさんこんばんは 台風が過ぎて仕事から帰る時には綺麗に晴れて気持ちよかったのです軽く写真撮って来ました。中古だけどスマホ変えて初めての撮影ですwこんなに...

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2026/06/03 21:42
86 ZN6

86 ZN6

やっと装着しました! TRDハイレスポンスマフラー🎵 もう少し音量欲しいですが満足してます。

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2026/06/03 21:39
86 ZN6

86 ZN6

皆様、こんばんわ😃 台風、静岡市清水区は 大きな被害もなく 過ぎ去ってくれました⤴️ 良かったよかった✨✨✨✨⤴️ で、今日は一ミリも愛機 動かさず😃 っ...

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2026/06/03 20:12
86 ZN6

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夕焼け小焼け🎶〜タイム✌️時間が止まったようななかで… 確実に沈んでいく太陽🤭 窓越しの夕陽☀ …からの🎶ダイヤモンド✨86 🤭💕 雲影の夕陽も絵画みたい...

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2026/06/03 18:19
86

86

浜松市周辺は午後には台風一過の良い天気になりました☀️ 明け方は風が強くて車が心配でしたが 大した傷は無かったから一安心です😄洗車して乾干し〜👍近くにトラ...

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2026/06/03 18:17
86 ZN6

86 ZN6

Xacarのミーティングへ参加します よろしくお願いします! 黒いナンバープレート楽しみ

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2026/06/03 15:45
86

86

255に履き替えてから、全ギリでインナーにガリガリ、、 もうインナーに穴が空いてることでしょう8Bって切れ角ダウンさせるパーツがあるんですね、びっくりしま...

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2026/06/03 15:22

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