デミオのF-factory・ドライアイス洗浄・オフ会・car scannerに関するカスタム事例

ドライアイス洗浄オフ会のレポートです。

お滝さん、写真と動画の提供ありがとうございました。

【1日目】
15日（土）は生憎の天気でしたが、デミオ4台、MSアクセラ1台、アテンザワゴン1台の計6台の参加となりました。
展示デミオ3台にロードスター、マーチニスモとバリエーション豊かなオフ会でした。

豆腐屋のおやじさんのデミオのフロントキャンバー角に一同驚きでした。

オタ鬼會の皆さん。
遠いところありがとうございます。

ドライアイス洗浄用の機器を取り扱っているグリーンテックジャパン様にも来ていただきました。

どうやら今回のような形でユーザーに公開しながらのドライアイス洗浄というのは"日本初"とのことです。

【デミオの情報と洗浄前のポート】
走行距離…約70,600キロ
年式…2015年（7月登録）

見づらいですが、ポートにカーボンが堆積しているのが分かります。
カーボンの堆積具合は距離相応とのことです。

ここまでバラされるとこんなパーツ付いてたっけ？という部分（普段見慣れてないだけ）が多々あります。

【インマニの状態】
取り外したインマニについて社長に解説していただきました。
樹脂パーツのため新品に交換となります。
表面はオイル滲みがないものの、インタークーラーが収まる部分はオイリーな状態です。
当然インタークーラーもオイリーでした。

表面にオイル滲みがある場合、樹脂パーツの接合部分に亀裂が発生している可能性が高いです。

【ポート周りのカーボン除去】
パフェスプーン（？）で搔き出すとややウェットでした。

まだまだサンプルが少ないものの、1.5LエンジンのATはMTに比べるとウェットなようです。
ATとMTでは配管に違いがあるのでそれが影響しているのか、はたまた乗り方の違いなのかは今後サンプル数が増えるとはっきりしそうです。

【洗浄の様子】
雨が降っていたこともあり煙がすごいです。
晴れているともう少し煙は少なくなります。

目には見えませんがかなりカーボンが舞っていました。

【洗浄後のポート】
写真ではわかりにくいのですが、ポート内は素地が見えるくらい綺麗になっています。

参加メンバー一同、感動ポイントでした。

【シャッターバルブのビフォーアフター】
明確に綺麗になったのがわかりますね。
あっという間にカーボンがなくなりました。

【組み付け】
おおよそ2時間半ほどで組み付けが完了しました。

組み付け工程も話を聞かせていただきましたが、分解も組み付けも素人には無理だな…と。
変に取り外して不動車にしても仕方ないですからね。
それにしてもエンジンルームにギチギチに詰まってます。

RE雨宮のターボホースが◯っち❤️
byお滝さん

【2日目】
翌16日(日)もF-factoryさんに朝からお邪魔し、2日目の工程スタート。
前日とは打って変わって良い天気…
日中は暑かったです☀️

2日目の工程はマルチサーブを使用したDPF、エンジン洗浄になります。

【DPF洗浄】
DPF洗浄の溶剤を投入し、排出します。
1.5Lエンジンの場合、投入口がかなり奥まった部分のためマルチサーブを繋げるのも一苦労のようです。
リフトで上げようが何しようがアクセスが難しいとのこと。

動画は2つ目の溶剤を排出している場面になります。
コーヒーフロートのような色をした泡が出てきます。

泡が消えると黒い液体が…
ちなみにDPFの状態が酷いと黒ではなく黄色の泡が出てくるようです。

【溶剤】
溶剤は左から工程順に投入していきます。
ざっくりとした説明なので悪しからず。

DPF洗浄（エンジン下から投入）
・DPF CLEANER
　→DPFに堆積したアッシュを溶かし、洗浄
・DPF FLUSH
　→CLEANERの排出とDPFの保護

インジェクター及びエンジン洗浄（エンジンルームから投入）
・SYSTEM PURGE
　→インジェクター及び燃焼室内の堆積物を除去し、燃料システム全体の保護
・TURBO SERVE
　→ターボチャージャーのカーボンと油性の堆積物を除去し洗浄

燃料タンク洗浄（燃料タンクに投入）
・Total Action Treatment
　→燃料システム全体の洗浄

【インジェクターの補正作業】
問題なく完了しました。

【施工終了後のデータ】
走行距離70,600キロに対して総再生回数が543回なので約130キロに一度DPF再生が発生していることになります。
直近10回を確認すると50キロ以下も見受けられ、短いもので30キロ台という記録もありました。

インジェクター側も詰まりがあったのか状態は良くない感じでした。

データの見方とPMの蓄積に関しては今後も記録を取って検証を続けます。

DPF REG CNT
　→今までのDPF再生回数
DPF REG DIS
　→前回のDPF再生からの走行距離
DPF PM Generated(%)
　→PMの生成率
DPF PM GEN(g/l)
　→PMの生成量
DPF PM ACC(g/l)
　→PMの蓄積量
DPF PM ACC DSD(g/l)
　→PMの望ましい蓄積量

この日は22日から始まるMAZDA Fan ENDURANCE及びMAZDA Fan CIRCUIT TRIALに参加されるメンバーが集まりました。

いつもオフ会とはまた違った雰囲気です。

【オマケ1・インテグラのエンジンヘッド】
こちらもドライアイス洗浄で綺麗になりました。
溶剤に漬けての洗浄では時間がかかるパーツもあっという間です。

他にも足回りのリフレッシュとしてドライアイス洗浄後に防錆剤などを塗布するなど、いろいろと出来ることがあるようです。

【オマケ2・ドラムブレーキカバーの錆落とし】
ドライアイス洗浄で錆を落とせるのかということで実験。
凍っている方が施工直後です。

全ての錆を落とすことはできなかったものの、表面の錆や汚れを落とすので、溶けた後に錆転換剤を塗布しておけば問題なさそうです。

錆転換剤→研磨→メタルプライマー→塗装と遊べます。

ということで無事にドライアイス洗浄とマルチサーブ施工が完了しました。
施工後は大した距離を乗ることができていないので、今後どれくらいの効果があったかをデータとインプレッションでお伝えできればと思います。

また、プロの整備を間近で見ることができ、普段整備やカスタムを楽しんでいる身としては学ぶことの多いオフ会となりました。
改めてご協力くださったF-factoryの皆様には感謝です。

ドライアイス洗浄、マルチサーブ施工に興味がある方はF-factoryさんにぜひお問い合わせください。
スタッフの皆様優しいので色々と相談に乗っていただけます。

22日のMAZDA Fan ENDURANCE及びMAZDA Fan CIRCUIT TRIALのSUGO戦に参加される方には頑張ってほしいですね！
YouTubeで配信とかあったかな？

最後に組み上げ後のエンジン始動動画
一発でエンジンがかかってホッとしました笑

今回のリフレッシュでまだまだ乗れるようになったので、デミオを遊び倒していきます。