アルトのひーさんが投稿したカスタム事例

私の可愛いアルト。車高はほぼ理想通りになりましたが、キツイ段差等でフロント側に嫌な衝撃が来る時があります。ショックに関してはノーサスにしない限り底付きはありえない仕様にしたので、リヤ同様バネに原因がありそう。巻数が異常に多く、しかも柔らかいダウンサスではバネの縮み切り(線間密着)が起きてるようです。そこで、試しに純正カットバネを組んでみます。

左がダウンサスカット。右が純正カット。見ての通り、自由長も巻数も全然違います。しかしこれでも車に組んで自重が掛かるとダウンサスカットの方が車高が下がります。バネは短くすると固くなる特性がありますから、純正の方は相当固くなってるんですね💦

36アルトの純正バネは樽型。カットしてしまうとスプリングシートの径よりバネの直径が大きくなるので、そのまま組んで走ると100%バネがズッコケます(経験済)。前に職場のガラクタから拾ってあった鉄製のリング。これが純正バネをカットした径にドンピシャ❗️ちょうどいい穴も開いてるので、この穴をベースにグラインダーで削りバネの収まりを確実にしました。これならまずズッコケません。

とりあえず完成。左が純正カット、右がダウンサスカット。アッパーマウントの位置が全然違いますが、これでも純正カットの方が車高は上がります。今回使用した鉄リングは2cmの厚みがあるので、その分車高が上がる事を見越してさらに半巻カットしました。もう遊ばないギリギリです💦

とりあえず試走してみました。ちゃんと対策したので当然バネはズッコケません。乗り心地も思ったより硬くもなく普通。さすが純正❗️しかし、この車高…😭上がり過ぎです💦さらにカットも考えましたが、それをやってしまうと確実にバネが遊びます。鉄リングを除去してバネをアッパーシートに針金などで無理矢理固定…なんて方法もありますが、いずれにしても危険です。安全に走れるのが第一なので、仕方なくダウンサスカット仕様に戻すことにします😢

しかし、転んでもタダでは起きないのが私です❗️ダウンサスカット仕様に戻すついでに、衝撃を少しでも緩和させる為のヘルパースプリング的なバネをロッドに仕込みました。このバネ、手で簡単に収縮させられるくらい柔らかいのですが、完全に縮み切らせるには相当な力が要ります。自作ショックの減衰不足をこれで少しでも補えれば…💦自重を掛けた時にこのヘルパースプリングがちゃんと密着するように上下にバンプラバーの切れ端も仕込みました。

再び試走。元の仕様に戻しただけなので、もちろん大差はありません💦今回はバラしたついでに前回製作した伸び側ストローク確保の為のスペーサーを1cmカットしてバネの収まりを確実にしています。さらにショック内にシリコンオイルを追加注入。ヘルパースプリングも効いてるようです。キツイ段差の衝撃が明らかに軽減しました😃
取り越し苦労でしたが、結果オーライですね。あとはショックの減衰力を強化すれば更に良くなると思いますが、現状でも特に不満は無いので当面はこの仕様で乗りたいと思います。
あ、何度も言ってますが「車高調買えよ！」はナシで笑。極力お金を掛けずにDIY。がポリシーなので😅