かずさんが投稿したカスタム事例
2025年07月21日 00時15分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
今回はアルファロメオジュリエッタの修理。
このジュリエッタはアルファロメオあるあるのインナーハンドル折れの修理をしたのですがリリースワイヤーのインナーハンドル側の端の破損で中から開けられなくなった故障です。
作業をする為内張りを外したのですが外した中を見たら唖然😱
サービスホールが無くパネルをリベットで固定の嵌め殺し😱更にウインドーレギュレーターやキャッチも全てパネルに固定されてる変態仕様😥
考えによってはパネルを外せば全部一緒に付いてくるから作業は楽かも。
しかしリベットを揉んで穴の内径を計ると約8㍉。内径8㍉対応のリベットが売っていないのでリベットの代わりにプラスチックのプッシュリベットで対応。10箇所リベット止めしてあるので5個入りの物を2つ購入。
プッシュリベットだけでは固定しきれないので別でリベット固定する為20本入りのリベットを1つ購入。
揃ったところで作業開始です。
PWモーター、ハーネスをパネルから外します。
丸いグロメットを外すとドアガラスラスとレギュレーターと繋がっている部分が見えます。
ジュリエッタのドアガラスはレギュレーターのガラスが付く部分は分かりやすく言うと刺さってると言うか載っているだけのシンプルな取り付けです。
真ん中の爪を押しながらガラスをあげると分離します。
全てのリベットの頭をドリルで揉んで外します。
キャッチの固定ボルトを外します。
トルクスボルト三本と10㍉頭のボルトを外せばパネルが外せます。
本来はキーシリンダーを外してパネルを外すのですが専用工具が無いので今回は外さずパネルを外しました。
パネルを外してキャッチを外します。
カブラーのカバーを外してカブラーを外してパネルに固定しているピンを外から押しユニットを外します。
ドアの中に落ちたリベットの破片の塊を取っておきます。
外したユニットと交換するユニット。今回はユニットは中古を使用。
今回の故障の原因はインナーハンドルに付く写真のL字の部分の折れが原因です。
自分は見た事の無い故障です。
パネルの穴にワイヤーを通してユニットにガイドレールを付けは換えてカプラーを嵌めてカバーを付けます。
パネルの穴にユニットの爪を嵌めて真ん中のピンを押して爪を広げてきちんと固定されてるか確認します。
パネルをドアに当ててリベットが付いていた穴にリベットピンを付けます。リベットピンが入らない場合は8㍉のドリルで穴を拡大しピンを付けます。
ピンを付けたら際の2ヶ所に5㍉の穴をあけるのですがガラスを全閉状態で固定し穴をあけて買ってきたリベットで更に固定します。固定したらユニットのボルトを取り付けます。
ガラスを下げてレギュレーターとドッキングさせます。
PWモーターを取り付けます。
この時点でドアを閉めてワイヤーの先を引っ張り中から開け閉めできるか確認します。
ドアを閉めて鍵でロック、アンロック出来るか確認します。
問題無ければ内張りを取り付けて最終確認でもう一度キーでロック、アンロック、中から開け閉め出来るか、各機能を確認して問題無ければ終了です。
イタ車は壊れやすく面倒で出来ればもうやりたくはない作業ですね😰