CR-Zの頭文字D聖地巡礼・イニD聖地巡礼・八方ヶ原・東堂塾・舘智幸に関するカスタム事例

【聖地巡礼の旅　八方ヶ原編④】with TAKちゃん

峠で初めて抜き返された舘智幸は東堂社長の見せたかった「何か」を感じ取り本気モードに切り替わる。
舘智幸
「スネークヘアピンの4つ目で行く！」

舘智幸
「よく見ておけよ箱のレースではこんなパッシングもあるって事をな」

舘智幸
「スピンさせるほど強くは押していない。相手の姿勢を一瞬崩してやるだけだ。悪く思うなよ、これくらいはアッチの世界では日常茶飯事だぜ！」

舘智幸
「消えた！またそれかよ、同じ手は二度と食わないぜ。スペースは開けねぇぞ」

舘智幸
「居る、着いて来ている。ミラーには映らないが確実に後ろに居る！」

「街灯も無い真っ暗な峠道をヘッドライトを消したままこんな速いペースで走り回れるのか？」

「冗談じゃねーゾ！」

舘智幸
「すげぇよお前は。だがもう追い抜きのポイントは無いんだ。勝つには勝ったがこんな僅差の勝負になっちまうとはな…」

ハチロクがヘッドライトを消して走っている情報がギャラリーからピットに伝わる…

髙橋涼介
「オレが藤原に賭けていたのはこれだ。追い詰められてギリギリの状況で覚醒し進化する。最後まで諦めるなよ、Dのエースのプライドにかけても！」

【聖地巡礼の旅　八方ヶ原編　決着】

先行する舘智幸の前に「何か」が飛び出し咄嗟にハンドルを切ってしまった為に開いたスペースにハチロクが飛び込んで横並びで最終コーナーに。

舘智幸
「参ったな、ご丁寧にこの土壇場で上り勾配かよ…ついてねぇ時はこんなもんか…」

ブレーキペダルのリリースがワンテンポ遅れたのと上り勾配がたたりハチロクの加速が若干上回りプロジェクトDが勝利したのでしたとさ。

【聖地巡礼の旅　八方ヶ原編　終焉」

藤原拓海
「最終コーナーの手前で何故？」

舘智幸
「何かが横切ったんだ。そうかお前は見えてる訳無いな。轢いても良かったんだが反射的によけちまった。勝利の女神って奴が何処かにいるとしたらそいつを感動させるだけの何かが今日のお前にあったって事だろう」

「オレの負けだ」

「ありがとうございました社長。社長が何をオレに言いたかったのかわかりましたよ。苦しくて迷った時にオレは何処に戻ればいいのかわかったんです。今は清々しい気持ちですよ」

東堂社長
「そうか、ヒマがあったらいつでも来いや。東堂商会特製のソフトクリーム🍦たらふくペロペロさせてやるから」

ん？

【聖地巡礼の旅　八方ヶ原編　完】

著作　製作　しげの秀一
supported by TAKちゃん