クラウンセダンの15クラウン・ミッション載せ替え・備忘録に関するカスタム事例
2025年09月26日 16時19分
15クラウンAT→MTへ。
載せるのはGX90用のW57。
まずはサイドブレーキの手引き化から。
GS151のレバーとGX100のサイドワイヤーをニコイチ。
足踏みサイドを撤去。
ちなみにブレーキペダルはGS151のMT純正に交換済み。
フロアに穴を空けてレバーをボルトナットで固定。
ワイヤーを繋いでサイドの効きを調整したら警告灯の配線を延長して繋いで完了。
足踏みサイドが居なくなったので次はクラッチペダル。
バルクヘッドに穴空けてマスター取り付け。マスターはJZX100用。
クラッチペダルのブラケット本体、ブラケット周りの部品もJZX100用。
ペダル本体はGS151純正。
JZX100のも使えなくはなさそうだけど、たぶんブレーキと高さが合わない。
ATフロアのままだとMTミッションが干渉して載らないためフロア加工。
ATのシフトレバーを外してフロアをカット。
JZX100のMT用フロアを貼り付け。
ATFを抜いてATミッション降ろし。
抜いたATFは新車時から無交換だったのかドブみたいな匂い、油脂類は定期的に替えましょう。
邪魔なATFの配管はチェーンカッターでサクッと切断。
ドライブプレートを外してフライホイールとクラッチのディスクとカバーを組む。
治具があるとセンター出しが楽ちん。
ついでにオイルシールの交換もやるといいかもしれない。
フライホイールとクラッチはGX90用。
クラッチラインを取り付け。
JZX100用。
プロペラシャフト。
1軸の長さがATとMTで違っていて、上がMT用で下がAT用。MTの方が長い。
ちなみにJZX用とGX用は完全に別物で互換性は無い。
センターベアリングは大して劣化していなかったため、車体に付いていた物を引き続き使用。
レリーズベアリングを組んで、各部のグリスアップして車体に搭載。
ミッションマウントはJZX100用。
JZ系のR154、1G系のW55W57W58、アルテッツァのJ160は同じマウントが使える。
レリーズシリンダーは新品廃盤のためOHして使用。
クラッチホースはGX71の社外品。
配線図を参考にニュートラルとリバースの線を繋ぐ。
これをやらないとエンジンがかからないし、リバースに入れてもバックランプが光らない。
フロアの隔壁のゴムと蛇腹のブーツを付けてシフト周りは完成。
JZX100のフロアなので全部JZX100用でOK。
クラッチフルードはトヨタ純正のブレーキフルードを使用。1缶買ったけどこんなに使わない。
ミッションオイルもトヨタ純正。3Lもあれば余裕。
ディーラーで量り売りしてもらえる。
ウマに載せたまま問題ないか空回しして確認。
スピードセンサーを繋いでないのになぜかスピードメーターが動くし、ATコンピューターのままなのにエンジンチェックランプが点かない謎の現象が発生したが動いてるからヨシ。
不要になったATのシフトインジケーターとリバースのブザーを外して完成。
15クラウンは90と100の部品が結構流用できるため、MT換装の難易度は低い方だと思われる。
自分のはセダンだがハードトップでもやることは同じ。
ただGXはJZXと違ってミッション本体やプロペラシャフトが廃盤なのが痛い。