ESのMBA・LEXUS・パーパス経営・体験価値・マーケティングに関するカスタム事例
2025年10月23日 14時13分
12台目となる新たな相棒は◤◢ LEXUS ES F SPORT ◤◢◤◢◤◢となりました★愛犬はヨークシャーテリア/凛太郎🐶です。愛犬とLexusライフを楽しんでます✨無言フォロー大歓迎★又気軽にコメントください🌠
【論考】Experience Amazingに宿る、パーパス経営の鍵🔓 マーケティングの本質に迫る。
なぜLEXUSは、単なる高級車の枠を超え、世界中の人々を熱狂させ、感動させたいのか?
その答えを、一枚の「ブランド戦略図」に刻みこんだ。これは、製品戦略の資料ではなく、「所有」から「感動」へと価値の座標軸を移動させる、哲学的な設計図でもある。
① 原点 ↩ Purpose:「幸せを量産する」というDNA
🍀「幸せを量産す(TOYOTADNA)」
LEXUSは誕生当初から、単に欧州車の模倣的な高級車をつくるブランドを目指していない。その使命は、人間中心の幸福創造。
つまり「テクノロジーの目的は、人を感動させること」にある。この思想こそ、F.コトラーの提唱する「Marketing 5.0 – Technology for Humanity」に呼応するものだ。
② 戦略 🔀 Always Onの哲学と、3本の柱
中層に位置するのは、LEXUSの精神構造を支える三位一体の中核。
✅匠(Craftsmanship):感性と精度が融合した“人の技”
✅Brave Design(美の勇気):静けさの中に力強さを宿すデザイン
✅Imaginative Technology(創造的テクノロジー):人の感性を拡張する知能技術
これらを貫く思想が「Always On」
それは「常に革新的で、新しいAMAZINGな体験を提供し続ける」という覚悟だ。
顧客接点を“販売後”で終わらせず、生涯を通じて驚きを更新し続けるという、「持続的な体験設計モデル」であり未来への挑戦。
テクノロジーが単なる効率化ではく、“おもてなしの延長線上”にあるという点で、LEXUSは他のプレミアムブランドとは一線を画していると考える。
③ 精神 🔝 Omotenashi
LEXUSのブランドスローガン「Experience Amazing」は、単なるキャッチコピーではなく、ブランドの“存在理由”そのものを表現している。それは、「ブランドが語る時代」から「顧客が語る時代」への進化宣言だ。LEXUSは“モノを売る”のではなく、“驚きという体験”をデザインする。そして、その核にあるのが「Omotenashi」―日本的ホスピタリティの哲学である。クラフトマンシップ、美学、テクノロジー。それらが交差する一点に「顧客体験価値(CX:Customer Experience)」が生まれる。
⭐結論 ― 感動の構造化へ
LEXUSの最上層に掲げられた「Experience Amazing」は、顧客満足(=当たり前)は通過点、期待を超える顧客感動(Customer Amazement)※こそをゴールとした新しいマーケティング思想と考えられる。
※🔐KFS: Key Success Factor ➡「勝利の鍵」
✅提供すべきは「顧客価値」
✅満たすべきは「顧客欲求」
✅そして、残すべき本質は「顧客の感動体験」 つまり、従来のCXの概念を進化させた、
私の表現で言うなれば、
レクサスの思想を宿す、顧客感動体験価値(CXA)= 「Lexus Customer Experience Amazing」と読み解く。
「顧客満足」はもはやプレミアムブランドとして当然の前提(満たして当たり前)であり、競争優位性の源泉(KSF)にはなり得ない。
これは、満足 (Satisfaction)」から
「感動 (Amazing)」へのゴールシフトである。
LEXUSが量産しようとしているのは、車ではない。人の心に宿る“幸せ”そのものを、テクノロジーとデザインで再現する仕組みである。
これは、マーケティング理論と日本文化が融合した“感動の科学”であり、レクサスというブランドが、クルマを超えた「人間拡張装置」として進化している証ではないだろうか。これからのLEXUSは、どこまで感動を量産できるか楽しみですね🙂
LEXUSの「Experience Amazing」は、どこから生まれたのか?
その問いへの答えを示すのが「ブランド哲学ピラミッド Ver2」として作成した本図である。
この図が示すのは、レクサス戦略(青いピラミッド)が、それ自体を遥かに超える巨大な「揺るがない不変の核」=TOYOTA DNA(赤いピラミッド)の上に成立しているという構造。
■ 揺るがない核(Philosophy Cone)
全ての戦略の頂点にして原点。
そのPurposeはただ一つ、「幸せを量産する」こと。
この強固な哲学(TOYOTA WAY)から全てが始まる。
■ 進化する戦略(LEXUS)
その哲学を「ラグジュアリーライフスタイル」として実行するのがLEXUS(Global Premium)。
核となる精神「Omotenashi」をベースに、「匠」「L-finesse(デザイン)」「Imaginative Technology」の3本柱を、「Always On(たゆまぬ改善)」の思想で追求する。
■ 総論:一つの「源泉」から、二つの「Premium」へ
この図の最大の特徴は、この「幸せを量産する」という一つのDNAから、
・Global Premium(Lexus)
・Ultra Premium(Century)
という二つの異なるプレミアム戦略が派生していることを可視化した点にある。
「Experience Amazing」とは、LEXUSというブランドの行動原理であると同時に、その大元にあるトヨタの「幸せを量産する」という揺るぎない哲学そのものと言える🙂