アルトラパンのお盆休み・終戦の日・体験談・長文ごめんなさい🙏に関するカスタム事例

長文なのでごめんなさい。
終戦の日なので、私の母が
戦時中に体験したお話しを
したいと思います。
昭和20年当時9歳だった母は
大阪の城東区辺りに住んでいて
6月7日の大空襲で父と姉を
亡くしたとのことでした。
そもそも砲兵工廠に近いので
空襲は多かったようです。
父親は近隣住民を防空壕に最後
迄先導し機銃掃射で即死との
ことでした。自分は家族と共に
防空壕の一番奥にいて、入口で
焼夷弾が破裂し、中は火の海に
なったそうです。入口近くに居た
姉はお腹に破片が刺さり、母が
赤子を抱き、姉の服を口に咥えて
引きずり出し、弟は幸いにも無傷
でしたが自分は両手に大火傷を
負いました。姉は傷が酷く近所の
人が医者に連れて行きましたが
母が追いかけたものの焼き場に
姉の名札があり、大変後悔した
とのことでした。母親と弟と
小さな妹二人と自分が残り、
戦後暫くは明日の食糧調達に
必死だったと。ある日神社の境内
で母親と途方に暮れていると、
通りすがりの中学生くらいの男子
が「おばちゃんちょっと待っとき」
と言い、暫くしておにぎりを持って
きてくれたとのこと。皆が皆生きる
為に必死ながら心温まる話も。
そんな幼少期を経て私の母は
曲がったままの両手指でしたが
45歳で運転免許を取得し、
シャレード、ランサー、カリーナ
アリオンと乗り継ぎ、72歳の生涯
を閉じました。ダンプを運転した
かったと言ってました。
生前、ピース大阪という資料館に
訪れ、焼夷弾の現物を見て泣き
ながらサランラップみたいと言って
たのを思い出します。
時が経ち、私自身も母親の体験談を
忘れてしまうのが怖くなり、
思い切ってこの場を借りてしまい
ました。
最後までありがとうございます。

ごめんなさいね。

またもう少ししたら
ちゃんとクルマの投稿を
しますよ！