スイフトスポーツのハヤッコ🐴さんが投稿したカスタム事例
2025年09月25日 11時22分
夕暮れ時、ひとりお墓参りをしていたら、良いサウンドを奏でるクルマが一台入ってきた。
見ると、クラシック?なメルセデス・ベンツの2ドアクーペだった。
ピカピカというわけではないけれど、こういうクルマこそ天然ワックスコーティングに相応しいと思えるくらいカッコいい。
あまりに気になったので、ゴミを捨てにいくふりをして近くを横切った。
すると、オーナーさんはちょうどお参りを済ませたところだったようで、軽くご挨拶を交わした。
僕より年配の方と思われるが、白髪の髪はフサフサ、体型もシュッとしていて、ジェントルな印象のオーナーさんだった。
クロスを手していたところから察するに、お墓掃除もされたのだろう。
同じ墓園の中にあって、一際サイズの大きいお墓だったので、おひとりで掃除するのは大変だったろうと想像する。
心もお金も、ある程度ゆとりある暮らしを営んでいる人々は、掃除やお墓参りを面倒がらず、ごく自然に実践されている。
僕の狭い観測範囲にあっても、それは共通した傾向のように思う。
さて、唐突に話は変わり、ちょっと前に親戚の法要があった。
和尚さんのクルマがBMWからボルボに変わっていた。
なんでも線状降水帯による被害?で、クルマを手放す事態に見舞われたらしい。
BMWにあと5年は乗りたいからと、昨年車検をし、今年は不具合修理をして、トータルで100万くらいは費やしたとのこと。
それだけに、とてもショックだったらしい。
和尚さんのクルマトークがなかなか止まらないので、皆が続々とお墓に線香を上げるなか、僕は線香を上げるタイミングが掴めずにいた。
なんとか話の一瞬の間を捕らえて線香を上げたのだけれど、結局はいちばん最後になってしまった。
僕は言うまでもなく、和尚さんもまた、悟りへの道半ばなのだろう。