ミディアムクラス ワゴンのKUJIRAさんが投稿したカスタム事例

なが〜い眠りから目覚めた一台のエラン
工房の電気屋D先生のクルマ
トヨタが2000GTを作る際参考にした個体その物
ここ数十年動いてなかったけど復活の巻

黄色いエランを作り始めたのが4-5年前、
ちょうどタル坊の仕上げしてた頃です。

そういやD先生のエランは？と聞くと、
今は動かんのさ〜って感じの返事だった。
ここに持ってこいと皆んなに言われつつ、
俺は自分でゆっくりやりたいの！と笑顔の返事。

真鍮剥き出しのが冷えるとかブツブツ言いながら
ラジエーターの黒塗装を剥がしたりと
コツコツと部品を持ってきては直して帰るD先生
そんなこんな、晴れて完成したらしくお披露目

ちょいとボアアップしたロータスツインカム
適切なウェーバーキャブレターと美しい配線
そして真鍮剥き出しのラジエーターが鈍く光る笑

D先生をナビシートに乗せて一回り
D先生を強制的に下ろして一回り

ブレーキを踏んだ瞬間に車が軽い事を感じられて
リニアなスロットルワークで追従するツインカム
セブンのソレとは違うダイレクト感。
日本刀と料理人の包丁てきな？

人馬一体とか安易に使いすぎてる昨今。
ロータスエランの走りに惚れ惚れ。

だけどD先生
アライメント狂ってるから直そか？と問うと、
自分でやるで放っといてと相変わらず。
俺のエランどうだ〜と、満足気なD先生が素敵🤣

その後ろでは黄色いエランのエンジン整備
カムシャフトの再計測とタペット調整

オーナーが準備した6本のロータスツインカム用のカムシャフトはどれもプロフィールが合わず

ベストなカムリフト量&角度を計測
イギリスからの部品待ち
黄色いエランも仕上げが良くなりそう

自分はと言えば

絶賛フランケンシュタインのパーツ整理中

膨大すぎてもう何が何やらw

パーツ番号は苦手なんで、袋を残しておく方式

それから大量のオイル

オイル

そしてオイル

もう部品の整理が追いつかないこの頃

フランケンシュタインが恋しいこの頃です

エランの屋台骨はXボーンシャシ

スーパーセブンは鋼管チューブフレームに、アルミパネルをリベットで組み付けたシャシ

両者とも同じロータスツインカムとトランスミッションを積んでんですけどね。
シャシとサスペンションだけで面白いくらい乗り味が違って甲乙つけれません。