S660のRacingCoolPaint・放熱塗装に関するカスタム事例
2025年08月22日 20時48分
🔥真夏の暑さを逆手に!インタークーラー&ラジエーターに放熱塗装を施し、その冷却効果を体感検証するS6夏バテ対策企画。
アルミの熱放射率はわずか0.4。そこにレーシングクールペイントを吹き付けると熱放射率0.9以上に変身! 熱放射性能はなんと倍以上、この効能はマジか?
…を汗だくでやりましたと言う汗の結晶の記録😅
結果としてはありでした👍
夏でも冬でも91℃で安定していた水温計が、施工後は 90℃ を示すように変化。たった1℃ですが炎天下でも走りが軽くなり、熱ダレ知らずの安定感を実感。
<効果として>
ラジエーターとインタークーラーの総合効果により、
• 冷却水温低下:約1℃
• 吸気温低下:約1〜1.5℃
が同時に作用。
<結果として>
1. 熱ダレの遅延・抑制(猛暑でも安定した出力)
2. 発進〜中速加速の力強さが常に体感できる
3. 長時間走行でも水温の安定を確認
4. 出力 +0.5〜1.0% 増加(推定)
5. トルク +1〜2% 増加(推定)
6. 体感的な違い
- 市街地 → 信号待ち後の発進が軽快、吹け上がりも良好
- 高速道路 → 追い越し・中間加速が普段より快適
- 炎天下でも「いつでも同じ力感」で走行可能。これは、涼しい季節で油温が上がった直後に感じる“いい瞬間のパワー感”が、真夏でも持続するイメージ。
以下は作業記録です。
材料はこれ。
・放熱塗装用RacingCoolPaint1缶(¥8800)
・樹脂部対応パーツクリーナー(¥800)
・ヒートガン(¥2000)
着手
インタークーラーを下ろして内部と外部を清掃します。
インタークーラー内部の清掃
インタークーラー内部をパークリで洗浄。出入口を塞いで液を循環させたところ、3.5万km走行で油分汚れがこの程度。右が洗浄前、左が洗浄後。
インタークーラー外部の清掃
パークリでフィンを満遍なく洗浄。溜まった液には目立った汚れは確認されず。
塗装前の調整
樹脂部をマスキングし、フィンのヨレを整えつつ内部の虫を除去。
放熱塗装
フィンの両面と側面、計4面に薄く吹き付け、ヒートガンで焼き付け。
乾燥前はベタつきがあり走行乾燥でも良いとのことですが、ゴミやチリ付着を避けるためヒートガンを使用(Amazonで約2,000円)。
塗装と乾燥を3回繰り返し、2日かけて定着。使用したスプレー量は全体の約1/3ほど。
塗装仕上がり
クリア色につき見た目はノーマル。
塗料の色を青にしたかったのですが、色々使いまわすのでクリア色を選択しました。
その他の塗装①
エンジンブロックとギヤボックス
その他の塗装②
スロットルボディ、イグニッションコイル
その他の塗装③
オイルパン、オイルパンに付けていたARCクールフィン
その他塗装④
ギアボックス底面。
ここまでのスプレー消費量は2/3
その他塗装⑤
ラジエーターとエアコンコンデンサーに施工。
重なった構造のため、前面からファンを作動させて吸わせながら塗装。裏面も可能な限り塗装。
スプレーを丁度使い切りました1本で十分です。
施工後、エアコンの効きも早くなった印象。
500km程、酷暑ドライブしましたがいい手ごたえで、これからの他の季節も楽しみです😊。
スロットルボディの冷却水キャンセルもそのうちに。