BGFKさんが投稿した生音研修に関するカスタム事例
2025年07月24日 14時56分
音楽を語り楽しみ感じるオーディオを□ 八王子オフ関連はLINEのオープンチャット「八王子オフ(カーオーディオ)」へどうぞ
藝大のコンサート行って戻ってきたところ
このコンサートも行き始めて4年目
全部は行くことはないけど、
奏楽堂はホームグランドみたいな感覚だ
早めに着いて少し時間調整するために、敷地内に日陰のテーブル席があってそこ座ってしばしばぼーっと色々眺めている
そしたら今日は、80代くらいの老夫婦が手を繋いでやって来た
奏楽堂の案内の看板を指差していたからコンサートに来たのだろう
何が印象に残ったのかというと、このくそ暑いのにご主人は光の加減でシルバーにも見えなくはないスーツ上下で、奥様はピンクのワンピースで、
何かの格式あるパーティーにでも行くのかという感じの格好だった
日本でドレスコードのあるクラシックコンサートは、無いと思う
もちろん自主的にパリッとした服装で行くコンサートはあると思う
自分も以前、渋谷であった年越しのコンサート(TV中継してるジルベスターなんとか)にかみさんと行った時はスーツ着て行ったけど笑
2008-09だったか
その老夫婦を見て妄想が
藝大のモーニングコンサートは台東区民割りという割引があって、他から文句出ないくらいの僅かな割引きがある
多分それを利用した台東区民の方かなと思った
そして多分クラシックコンサートとかは滅多にはいかない、もしかしたら昔有名な人の演奏会にパリッとした服装で行ったきり、
久々にコンサート行こうとなって、思い切りよそ行きの服装をした、、、
などという妄想をしつつ、
自分は不潔感ない程度の気を使いつつも、サンダルに短パン、長袖Tシャツである笑
前半はサクソフォーンの協奏曲であった
空間にぶっといサックスの音が貫き、キーを押すカタカタパタパタという音もよく聴こえる
そして静寂のなかで余韻がのびて最後の途切れる瞬間まで耳を凝らす
いい音だなあ、、、
オーディオなんてほんと馬鹿らしいわ
前から言ってるけど、日本のオーディオ業界は生の音を聴くことからかけ離れて、録音された音以降の話にのみ拘泥して、オーディオかくあるべしなことをずっとやってる
オーディオの蘊蓄過多な人に限って生の音を聴く習慣がない
それでも商売は成立する
壺売りと同じだからだ
特に最近、そしてこれからはなんでもAIだ
目に入る映像、耳に入る音響、全てAIが介在してくる
だがそこにリアルは存在するのか?
リアルは目の前の演奏
アンプとスピーカーを通さない生音にこそ「リアル」が存在する
自分はもう趣味は?と聞かれても「オーディオです」とは言わないだろう
後半のプログラム
オルガン、とあったからまさかピアノのようなオルガンじゃないよなと思ったら
パイプオルガンだった笑
パイプオルガンを生で聴くのは2回目で、以前池袋のホールでソロの演奏だったけど、今日はオケとの協奏曲だった
パイプオルガンといえば「どごおおおおん」的な極低音をイメージするが、今日の曲はそこまでそれが強調される音は入ってなく、むしろ多彩な音だった
それにしてもパイプオルガンって、オーディオでは無理ゲーな音だなと改めて。
前は極低音の部分でまずそう思ったけど、中音自体も無理だなと
言葉では説明しにくいけど、押し出されてくる空気の音と、たかがスピーカーの振動板の音ではまるっきり違うとしか言いようがない
今日の曲はオケとの協奏曲で、聴いてて面白いなあと、、
むしろ、作曲としても開拓の要素がかなりあるような気がした
あと面白かったのは、
パイプオルガンの演奏場所は、ステージよりも高い、2階みたいな場所で、
聴衆に背を向けて演奏するんだけど、
思わず目を剥いてガン見したのは、
奏者の前方上にモニターが設置されてて、
奏者の左手奥に設置されてたカメラで指揮者の映像が映されていたのだった
なるほどなあと、、、
しかしこんなことやりようがなかった昔はどうしてたんだろうと、、、
今日もいいコンサートだった