アルトバンのHA25V・アルトバン・イグニッションコイル交換・プラグ交換・純正流用に関するカスタム事例
2025年10月02日 23時49分
今回は点火系統リフレッシュのお話。
早いもので、アルトが自分の元に来てから1万キロを超えました。
オドメーターも9万キロを超え、
まもなくヤレ感が出てくる頃合いです。
エンジンの三大要素は
・良い混合気
・良い圧縮
・良い火花
この中で一番手軽なのが良い火花です。
そろそろ納車されてから一度も具合を確認していない点火系を見てあげてもいいかな?という事で用意したプラグがこちら。
HKSのレーシングプラグ。
品番はM40XLです、
実は25アルトは36アルトとプラグ系は共通なんですよね。
番手は純正7番から1番手上げの8番相当です。
「とにかく回して乗る人は1番は上げたほうがいい」
と死んだ婆ちゃんが言っていました。
もちろんイリジウムプラグ。
ノーマルとの違いが分かるほど繊細なセンサーは持ってませんが、今時はそもそもイリジウムばかりです。
ソケットサイズは16mmです、
こういった情報、意外と少ないんですよね。
僕のモットーは、
「未来の自分が見返したときに正しく理解できる整備記録にしよう」
です。
取り付けて満足するなら、こんな投稿じゃなくてTwitterにでも呟きゃいいんです。
値段はコレくらい。
まあプラグにしては高い。
そしてプラグだけでは終わりません。
イグニッションコイルも交換します。
用意したのはコチラ。
25アルト純正ではありません。
コチラはヤフオクで検索すると一番頭に出てくるゴミカス強化イグニッションコイル。
自分コレ大嫌いなんですよ。
・中国からの大量輸入にステッカーはっつけただけ
・赤けりゃレーシーの象徴
・HPすら無い
・何が強化なのか理屈やデータが一切書いてないエビデンス無し強化宣言
・情弱が買うイメージ
・普通に耐久性に不安あり
・ダサい
上記により、こういったカス商品は使用せず純正流用でリフレッシュを行います。
そこでヤフオクの海でコチラを探し出し購入。
8000kmの車両から取り外されたバリモンです。
実物を見ても焼け跡などが無く、
マジで綺麗な超当たりイグニッションコイルです。
これで赤いゴミコイルより安いですからね。
8000kmに嘘はなさそう。
このコイルの正体は後世代のR06A型に採用された
DENSOのNL3。
NL2までは確か25でも一部車種に純正で採用されていたはず。
NL3とNL2の違いはプラグ差し込み部の穴の小ささです。
NL3の方が穴が小さいですが、問題なく使えます。
またNL3を選んだ理由として、
年式が新しい車両に採用されているからです。
まあ言ってしまえばなんとなくです()
NL3にもカプラー形状がいくつかありますが、25アルトにポン付け出来るのはこの形。
下側のポッチが向かって左下にいるタイプです。
他に真下にポッチがいるタイプもあるんですが、ニッパーなどで飛ばしてしまえば使えます。
さすがスズキだね()
あとでお見せしますが、コイルの頭の形状も現在付いている三菱製よりスッキリしていて好みです。
言われなきゃ分からない部分の変更点こそこだわりってヤツです。
知らんけど。
早速交換といきましょう。
コレが元々ついていた三菱製純正コイルの形状。
なんかダサいっすよね。
デカくて歪、
スマートでない。
誰もおまえを愛さない。
エアクリが邪魔で、
2番3番にアクセス出来ませんね。
最低限外してどかしましょう。
どけ、邪魔だ!
というわけで、コレくらいスペースが確保できれば余裕のよっちゃんのタコさんバズーカですよ。
さっきも書きましたが、プラグソケットは16mmです。
コイルが全て外れました。
うわぁ、すごい焼け跡。
多分一度も交換されてないんじゃないかな...
写真で見るより実物の焼けは結構すごいです。
コネクタの形状比較、全く同じですね。
問題なく使えそうです。
形状比較、圧倒的にNL3のがスマートです。
ちなみに外した品番はDL3型。
9万キロお疲れ様でした、ゆっくり休んでくれ。
お次はプラグ。
左から1、2、3番です。
だが...コレはすごいな。
イリジウムが入ってましたが、一度変えられたのかな?
焼け具合が凄いですね、コレはもはや
「プラグとして最低限の機能を果たしていた」
に過ぎない状態です。
特に3番、
ここまで焼けたプラグは客の車でも滅多にありません。
よくぞ不具合も起こさず耐えていたものです。
しかし、この具合から察するにやはり7番では足りてないご様子かもしれませんね。
1番上げて正解でした。
新旧比較、こりゃひでぇ。
イリジウムが入っていました。
一度変えられたのかな?
ギャップはだいぶ広がっていました。
元々こんなとは思えない...
新品のギャップ。
比べると全然違いますね。
無事に取り付け完了しました。
問題無くエンジンも始動、
一日通勤で使ってみました。
驚きました、結構変わります。
毎度の如く、パワーチェックしてないのにはっきりした事あまり言いたくはないのですが、、、
2速、3速等の低回転域のツキと
速度の乗り方が若干ですが改善されました。
明らかに旧コイル&プラグより
スムーズに速度が伸びます。
勘違いしないで欲しいのは
「パワー&トルクが【上がった】」
のではなく
「純正同等に【戻った】」
が正解だと思います。
しかし、鈍感な自分でも分かるくらいには
ほんのちょっとだけ
「元気になった」
が的を得た表現かなと。
しかし、
絶対に期待し過ぎないでください、
NA軽の変化なんて本当に少しの変化でしかありません。
言われなきゃ分からないレベルの変化なので、
「真似して変えたのにちっとも分からねえじゃん!」
みたいなんは勘弁して下さい。
(個体にもよるし)
私としては
これは文字通りリフレッシュ成功です、
作業も簡単ですし、交換されてない方はオススメします。