BGFKさんが投稿したカスタム事例
2025年07月31日 14時16分
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生音研修で藝大へ
開場前の時間調整で腰掛けるのがこういう感じのところ
奥が奏楽堂
今日は作曲とヴィオラの協奏曲
ヴィオラ!?
作曲のプログラムではいつも演奏前に作曲者が挨拶するのだけど、
今日の挨拶は最高の「掴みはオッケー」となっていた笑
この学生さんのご両親は、父親がティンパニー奏者、お母さんがクラリネット奏者でオーケストラで出会ったとのこと
そして小さい頃からオーケストラによく連れて行かれた
いつしか音楽をやりたいと思い、藝大の指揮を目指したいと思い親には相当苦労かけた
しかし今日一つの夢が叶った
自分の作曲した曲をオーケストラで親に披露することができる
やっと一つ親孝行が出来る
いやもうこれで、オケメンバーの皆様の心がぐらっと来てましたね笑
見ててわかった笑
曲の方は説明でもあったけど「カオスと爆発」という感じで、冒頭の挨拶でホンワカなムードになってたので聴く方も曲の世界に入りきれなかったというか、せっかくすごい曲だったので、
親孝行話は演奏の後に聞きたかったか的な笑
すごい、という一つにダイナミックレンジの部分があった
静寂からドゴゴオーン!に至る音圧のレンジが超ワイドである
MAXは100デシ超えてた
自分が「ハイエンド」と称する日本のカーオーディオを全く評価しない理由の第一が、ダイナミックレンジの再生を拒否していることだ
拒否というか出来ないからだけど
MAXでバーン!と大音圧が来るべきところでショボイ音しか出さないので、本当の静寂部分が聴こえない。
また一方、聴く方の問題としてポップス系ばかりだとダイナミックレンジとははてなんでしょう?的になる
ポップスはダイナミックレンジという意味ではナロウレンジな曲ばかりだ
狭い音圧幅なのだ
ナニ言ってるのか分からないという人はほんとに生のオーケストラを聴いて欲しい
ダイナミックレンジは聴かなきゃ分からないし好み以前の話だ
後半のヴィオラの協奏曲
バルトークの1945年の作品、ということなのだがパンフの説明では、ハンガリー出身のバルトークは第二次世界大戦でのナチスドイツから逃れてアメリカに亡命していて、1945年にこの曲を書き始めたが、完成前に死去してしまった
楽譜は草稿段階のが残されていてそれを弟子が曲として完成させたとのこと
へえ、、、
演奏始まる
いぶし銀みたいな演奏、、、って思った
いぶし銀というのをリアルで見たことないので例えとしてしか頭にないしそれが適切なのかもよく分からないが、、
ヴィオラの音って、ヴァイオリンとチェロの間を往き来するような音域で、
聴いててとても落ち着く音
目を閉じて一瞬気を失いかけた笑
終わった
オケメンバーの方の拍手(足踏みだけど)が今まで自分がここでのコンサートで見た中では一番心がこもっていたような
たぶん選曲がマニアックなのに、お見事!という演奏だったからじゃないかと推測した
本日もいいコンサートでした