RX-7のUKオートさんが投稿したカスタム事例
2025年07月25日 20時50分
アイドラープーリーを交換します。
写真はプーリーを支えるカラーです。
今回は、3/100ミリ程度摩耗していたので交換しました。
普通のノギス測定だとわからない範疇かもしれません。
先端側ではなく、奥側が摩耗して光っているのがわかると思います。
ここに微妙な段付きがあります。
ベアリングが摩耗しガタが出てくると
(異音は出ていなくても)
プーリーが微妙に斜めに軸ズレします。
そうするとこのような偏摩耗が起きます。
また、ベルトも必要以上に締め付けると軸にも曲げのモーメントが強く入るので
偏摩耗も促進します。
テンションは出来れば、音波式のはり測定機を使って管理すると良いです。
だいたいオーバーホール時にエキセンのメタルが強く偏摩耗しているのは
補機ベルトの張り過ぎによるものが
経験上多いです。
プーリー側のベアリングには、
漏れたグリスとペルトの削れかすが
付着しています。
ベタベタしない粉っぽいのはほぼペルトの削れかすと思って間違いないです。
プーリーの摩耗。
意外に知られていないですが
ベルトとプーリーは、両方摩耗します。
特にアルミプーリーは、アルマイト処理していても摩耗には弱く
表面が荒れると、ベルトは早期摩耗します。
鉄は耐久性能がアルミよりはるかに高いので
私は、純正をオススメします。
とは言え、、塗膜も削れ、サビも少し出ているので
プーリーアッシーで交換します。
これは新品です。
組み直して完了。
世代ごとにプーリーの組み付けが異なりますが
後期はこのようにリブが前に出てくるのが正しいです。
