ツインカム24さんが投稿したマルエイカーズ岐阜・マルエイソリューション・ダイハツキャスト・キャストスタイル・手力モータースに関するカスタム事例

今日のお仕事のまな板に載ったお車は、ダイハツキャストスタイル。エクステリア、インテリア共に質の高い上質感に満ちた軽自動車です。私はかなり大好きな部類に入る軽カーです。かつてはミラターボの後継者的存在だろうキャストスポーツ、SUVっぽくアクティブフィールダー的存在だったキャストアクティバもラインナップされていましたが、最終的にはラグジュアリー指向のキャストスタイルが残るのみとなりましたが、最終的には生産終了となりました。

マルエイカーズ、マルエイソリューショングループの手力モータース事業部さんで出張作業となりました。展示前の磨き仕上げ。ややモッサリとして艶、光沢が減退気味でした。

磨き途中です。展示車として見栄え良くなるようにお色直しします

最終的には固形ワックスで艶出し保護。
わたくし実はワックス好きのワックスマニアでして、車磨き、コーティングの仕事してきて30年以上になりますが、やはりワックスに対しての良さ、良い面はいまだに評価しています。
むしろ、コーティングで最終的に保護して艶出しして仕上げに持って行くよりも、ワックスで最終的に仕上げる方が好きで光沢感、艶という面、性能に関しては絶対的に優れていると思うのです。
ハイエンドな超高級ワックスのザイモールやスイスワックスなど、何万から何十万とするものもあり、勿論優れたワックスですが、一般的な使用環境においては現実的なワックスとは言えません。　
一般的市販レベルで最高な光沢を求めるなら、決して安くはないですがシュアラスターのマンハッタンゴールドで十分です。しかし、ワックスメーカーとしてもソフト99と双璧をなす老舗ブランド、日本が誇るワックスブランドのウィルソンのこの安い1000円にも満たない、ウィルソン艶出し固形ワックスで十分です。十分以上の光沢、艶も出ます。昔からあるニューウィルソンの赤缶もありますが、最近みなくなりました。ネットでは全然出ていますのでまだまだ購入可能です。あとはビカールで有名な日本磨料が出してるブライターワックスの赤缶。これもオススメです。何も高ければいいってモンでもありませんよ。
むしろ私は、この3種の固形ワックスの艶感、光沢感が大好きで愛用してきました

ワックスの適切な量。ワックススポンジを濡らしてギュッと絞って、ワックス缶の上で一回転させるくらいで十分。軽カーならそれでボンネット1枚、場合によっては両フェンダーまでいけます。
普通車ならボンネット1枚いけます。厚く塗っても意味なし。拭き取り大変になるのと、艶感もにぶくなります。
塗れてるのか塗れていないのか、そんな微妙な量で十分です。

いかに薄く塗るか、ムラなく。それがワックスのコツです

クリーナー効果のあるハンネリワックスは、やや力を加えながら磨く要領で塗り込みしますが、固形は汚れ落としが目的ではありませんので、力を加える必要はありません。艶出しが最大の目的、サッと撫でるように塗り込むように。

こんな感じの塗り込み量で

拭き取りは、力を加える必要はなく往復回数を増やすように、摩擦熱を発生させるように拭き取りしていきます。
前にも言いましたが、拭き取りはワックスでもコーティングでも大切な工程で、艶感、光沢感はこの作業でかなり変わります。しっかり摩擦熱を加えることで定着密度、艶感も変わります

いい感じになってきました

固形ワックスならではの艶感、光沢感。これはコーティングでは実現出来ない魅力です

しっとり潤いある独特な艶感、これが私をいつまでも魅了してくれ、ワックスの魅力から離れさせてくれない部分なのです。

どうだ!と言わんばかりの美しさ