BGFKさんが投稿したカスタム事例
2025年09月11日 19時55分
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生音の秋到来。
生音研修で上野公園の旧奏楽堂に行ってきた
今日の企画は前回に引き続き藝大生のコンサート
今日は、
トロンボーンの四重奏と
サクスフォンの四重奏
この楽器の四重奏は、たぶんプロ奏者の演奏会はまずないのではないか
ここ何年かクラシックコンサートはよくチェックして
(安くて良さそうなのを探している)
るけれども、この内容のは見たことがない
理由として思い浮かんだのは、
プロ奏者で、トロンボーン奏者もサックス奏者も、そもそもソロでやっている人を知らない
ましてやそれぞれで4人も揃うなどというのは考えにくい
この楽器のプロ奏者はほとんどがオケの所属のはず
そしてプロオケでこの楽器の奏者を4人も抱えているところがもしあるとしたら
N響であるかどうかだろう
他のプロオケで4人も抱えるところがあるとは思えない
というのを考えると
今日の演奏会に遭遇出来たのはとても幸運に違いないと
プロではないけどプロ未満の演奏としては現役藝大生なら期待出来るはず、、、
ということを開演前に思っていたら、、
ゴロゴロゴロと、雷の音が、、
前回のこの会場での投稿でセミの鳴き声が聴こえたと書いたけど、今日は雷だ
そしてさらに雨足が強まる音も、、、
そういう環境音豊かな状況の中、トロンボーン四重奏が始まる
このホールの音はやはり柔らかい
とても心地よい
1/fゆらぎでもしてるんではないかと思ってしまうくらい
今日的な音響基準でいえばたぶんこの旧奏楽堂はだめという烙印を押されてしまうのだろうけど、
今日2回目だけれどもいやいやどうして、ここはここでやはりとても良いと思った
音楽ホールの音響について蘊蓄たれる評論家に遭遇したら、この旧奏楽堂で聴いたことがありますか?というのは、
絶好のマウンティングになるなと聴きながらニヤリとしてしまった笑
それは低俗な話だが、
トロンボーンの音は、音域的にはファゴットと似たような守備範囲だなと
中域・中音メインで
モーツァルトやヴェートーヴェンのオケ曲にはまだトロンボーンは登場してないと思うけど、
トロンボーンとかファゴットがオケからいなくなると、カーステ的にいうと音がドンシャリになるだろうなと思った
次にサクソフォンの四重奏
そもそもサックスっていろいろ種類がありそうで区別もついてなかったけど
今日ははじめて、
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンという声楽と同じ分類になっているということを認識した笑
形状としては、ソプラノサックスの他は、通常イメージするサックスの形であるのに対して、ソプラノサックスは金属製のクラリネットみたいな形状であった
よく知らないけど、ジャズで登場するサックスはバリトンサックスの仲間みたいなのがまだいるのかなと思った
アルトとテナーのサックスは見た目の判別が難しく、
今日の4つの区分けとして見ながら無理やり考えたのは、
ラッパ部分の口径が、スピーカーに例えて言えば
ソプラノは5センチ、アルトは8センチ、テナーは10センチ、バリトンは12センチで、
それぞれのスピーカーの美味しい音もまたそれぞれに似ているなという印象だった
今日の生音研修はとても有意義だった
どちらも中音域がメインの楽器でその四重奏となれば、今まで生で聴いたことのない分離感と調和を感じることになり、有益であった
そしてもう一つ、改めて思ったのは
音の飛び、という部分
トランペットとかなら音の飛びはイメージしやすいけれども、
今日の楽器やプログラムではそれほどアグレッシブな場面はなかったけれども、
音の響きが四方八方に拡散しながら、ぶっとい芯がこちらに飛んでくるという音で終始した
自分がカーオーディオで重視している一つに「音の飛び」があるが、あらためて参考になった
定位に拘泥する裏返しだけれども、静止画像みたいな音は、音楽とは言えない