ダットサントラック 4WDのてぃーえむ@富山さんが投稿したカスタム事例
2025年10月21日 21時23分
テラノから数えて延べ17年くらいD21シリーズに乗っており、今は平成6年(1994年)のダットラ4WD。 ファミリーカーは現行デリカD5(2019年3月納車)! カメラが好きでフィルムとデジカメ少々。 みんカラなどもやっています。
他SNSでも書いたのですが、2箇所からの雨漏りでフロアカーペットがずぶ濡れになるのでバラして対策しました。
ここまで車バラしたのは学生以来20年以上ぶり。
まず1番は、ボンネット〜フェンダー裏〜室内までのハーネス引き込み口です。
運転席と助手席の両側とも、キックパネル付近までメインハーネスがそれぞれ降りてくるのですが、ダットラに限らず古い車はこのグロメットが破損して漏水していることがあります。
ワイパーカウル下を雨水が流れて緑の雨樋から排出された水がフェンダー裏を通って下に排水されますが、その際ハーネスに水がかかり配線伝いで車内に漏水します。
靴底補修剤の『シューグー』を塗りたくりゴムのグロメットを直しました。
接着力もあり柔軟に伸縮するので採用してみました。
こちらは運転席側で、右上の小さい穴はアンテナ線のグロメットを嵌める場所です。
助手席側は、アンテナが付いてる仕様の車両もあって運転席側と同じようにアンテナ配線用の引き込み穴がメインハーネス用のグロメット穴の隣に空いています。
なんと、こちらのグロメットが外れて助手席足元に落ちていました。とりあえずアルミテープで塞いで漏水テストすると、漏れは止まっていました。
アンテナ配線穴用のグロメットも経年劣化で緩くなっていたので、シューグーで接着して固めてしまいました。
アンテナ線はこのようにプラの部品で固定できるようになっていますが、フェンダーを取り付けないとアンテナも付かない
※)ので、インナーフェンダーを付ける前にまさぐってなんとか取り付けます。
※アンテナベースの固定ネジはフェンダーを挟んでボディアースする部品と共締めになっている為。
配線グロメットを対策した事で、雨漏りは収まった…かに思えたのですが再び大雨で助手席側に水溜りが発生。
これまたしんどい体勢で見えないところに手を突っ込んで探っていると、エアコンのブロワより車外側の外気導入口が怪しい。
ワイパー付け根のカウルトップ周りをバラしていくと、外気導入口が湿っています。
助手席側の開口部には、外気導入口に水がかからないように遠くへ流す防水カバーが付いていますが…
パッキンが経年劣化でカピカピ。柔軟性もなく潰れていると、ボディとの隙間から漏水するようです。
手持ちの外装用EPDMスポンジのテープに貼り替えました。
さらにボディ側に建材用のシール材を貼り付けて二重に止水します。
このように万が一雨が入っても、上から直で雨が掛かりにくいような位置関係に外気導入口はあります。
しかし、蓋の止水が悪いとカウルトップ内を伝ってエアコン側に水が吸い込まれていくのかもしれません。
白いのは板金シーラーです。この煙突状の部品の根元も、密着度が怪しかったので埋めました。
さらに、ボディとエアコンの吸入ダクトの接合部もパッキンがボロボロだったのでシリコーンコーキングで埋めました。
車両室外側からアクセスすると狭いところに手を突っ込んで目視できずに塗り込む事になります。
グローブボックスを外して室内側からアクセスする方がやりやすかったかもしれません。
この対策も施した事で、今のところ雨漏りは止まっています。