コペンの再生屋のお仕事。・オッサンの独り言・腰痛おじさん・オリジナルを残しオリジナルに戻す・梅雨入りしてる?明けてない?に関するカスタム事例
2025年05月30日 21時02分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
皆さまお疲れ様です。もうね。。💧沖縄の梅雨はどこ行った?これもう夏じゃんねぇ。ってくらいの暑さです。もう冷やし中華はじめたい。。
相変わらずの乗りっぱのコペン。
ごめんよぉ。。日曜日天気良ければコーティングしますかね。
さて、本日も自身生業にしてる再生屋のレポートをここに残して置きます。
これからボディーワークを目指したい若きクルマ好きや、旧車好きの方、とにかくクルマ好きの方。長文の腰痛おじさんのひとり事を閲覧したい変わり者の方(笑)是非お付き合いくださいませ。
いつものように長文レポートになります。めんどくさい方はスルーでお願いします。
前回の続きになります。リヤフェンダーのアンダー制作接合サンディングで終了から。
先ずはここやります。リヤフェンダーエンドの複合アール。コブの造り込みから。
バックパネルが後重ねの為先に造りますね。とりあえず20ミリほどカットしちゃいます。
3分割ですが、叩き込みでアールを出して辻褄合わせつつで。
サンディングで滑らかな複合するアールに再現。
テールランプ下に錆び穴あります。次にここを。保々の職人さんは、ワイルドにガッツリ切り込みますけど、再生屋はあくまでも悪い部位をしっかり見極め最小限のカット制作、接合です。無駄なカットはしません。ちまちまとめんどくさいですが、極力オリジナルを残す事が重要だと思ってのやり方です。
悪い部位をカットします。錆びは大した事無く、インナー側はまだ進行してませんでした。錆転換剤から防錆処理をして。
凹凸プレスラインを叩き込みで造り込み接合です。
サンディングです。さて。アンダーの制作行きます。
剥離作業時に確認したマフラーエンドのアーチが、2本出し仕様に加工されてます。純正は50ミリの半絵アールに対して楕円形の加工がされてて。おそらくこの患者は過去に2本出しのデュアル仕様だったと想像しつつ、オーナーさんに確認。
「えっ!知らなかった!純正に正せますか?」
「可能ですよ。しっかり正しますね。ちなみに、今後マフラー制作でパイ数大きくなるとかないですかね?1600ccクラスだと60パイとか。現在出口50パですけど。数ミリ大きめの半円も可能ですよ。」
「いや!純正の状態に戻して下さい。」
承知した!測定して鉄板切り出します。
カットポイント下にリブがあるので叩き込みで造り込み。
フェンダーとのアール、バックパネル中央でアールが違うので細かく当ては叩きで。
下が切除した腐食部分。上が制作した物です。半楕円形状から、純正の半円に正します。
正しました。
防錆処理をします。
「接合時に防錆処理した部分焼けちゃうんじゃね?」なんて問がありますが、溶接接合後にしっかりと、追い防錆処理をしてます。床に這っても可能な限りしっかり防錆はします。
そろそろ店じまいの頃で、バックパネルのフル溶接は出来ませんでしたが、リヤフェンダーエンドとのアールはバッチリ収まりバックパネルの点付接合もツラでおさまりました。
「どうせならフル溶接で終わらせてよ」なんて言う方も居ますが、作業終了の最低30分前の溶接作業は火災被害を想定してしません。最低30分、普通に1時間前と決めてます。過去にベンツのSL400燃やした事例があります。💧その時はショップの保険が適用され、保険で対処出来ましたが、それ以降は火に関する作業はしっかり徹底してます。
ベンツのシート内部はヤシの実の繊維?的な材質で、まあー良く燃えます。しかも時間かけてじっくりやんわり。で!一気にメラメラです。コルベットのファイバーボディーも良く燃えます。じっくりやんわりでね。気をつけましょう。
マフラーエンドのアーチの位置も良い感じです。
本日はここまで!腰痛の長文おじさんのレポートお付き合い頂き感謝します。
続きはまたここに残しますが、またお付き合い頂けたら有り難いです。感謝。
いつも良いね👍コメント感謝。コメント返しに関してはタイミング次第です。。すみません。コメントはしっかり閲覧させていただいてます。
ではまた次回。