2023年03月14日 (更新:2025年11月27日)
トールにおすすめのスタッドレスタイヤ5選!
冬の道路を安全に走るために欠かせないスタッドレスタイヤ。けれど、いざ購入しようとすると種類も多く、どれを選べば良いのか迷う人も多いはず。この記事では「スタッドレスタイヤのみを購入したい方向け」に、選び方や交換・保管のポイントをわかりやすく解説します。
スタッドレスタイヤだけ買う?それともホイール付き?
まず最初に決めたいのが、「スタッドレスタイヤのみ購入」か「ホイールセットで購入」かという点です。ここではスタッドレスタイヤのみを選ぶメリット・デメリットを整理します。
タイヤのみ購入のメリット
- 初期費用が安い(ホイール代が不要)
- 今のホイールをそのまま活かせる
- 純正ホイールのデザインを継続できる
タイヤのみ購入のデメリット
- 年2回の「組み換え」費用がかかる
- 組み替えのたびにタイヤやビード部への負担が大きくなる
- 店舗での作業時間が長め
つまり、「費用を抑えたい」「純正ホイールをそのまま使いたい」という人に向いていますが、作業の手間や費用はシーズンごとに発生する点を理解しておきましょう。
タイヤ組み換え時にかかる費用
スタッドレスタイヤのみを装着する場合、既存ホイールに冬タイヤを組み直す必要があります。この作業を「タイヤの組み換え」と呼びます。
| 作業内容 | 相場(4本分) |
|---|---|
| タイヤ組み換え・バラス調整 | 約9,000円程度 |
| 前後脱着(ホイールの取り外し・取付) | 約2,200円程度 |
※店舗によって料金は異なります。カー用品店での目安です。
組み換え作業の注意点
タイヤを何度もホイールから脱着すると、ゴムの変形やビードワイヤー(内部のワイヤー部分)の劣化が進むことがあります。その結果、寿命前に交換が必要になってしまう場合もあるため、無理な交換頻度は避けたいところです。
保管時のポイント
スタッドレスタイヤのみで保管する場合、注意が必要です。ホイールが付いていないタイヤは空気が入っていないため、積み重ね方や環境によって形が変形しやすくなります
保管時のコツ
- 直射日光や暖房の熱が当たらない場所に置く
- タイヤスタンドやラックを活用し、上下の荷重を分散する
- 長期保管の場合、数カ月に一度タイヤの置き方を変える
これらを実践することで、ゴムの劣化や変形を防ぐことができます。
自分で交換できる?DIY交換について
スタッドレスタイヤのみ交換の場合は「タイヤチェンジャー」という専用機器を使わないと交換が難しいため、自宅での作業はおすすめ出来ません。DIY交換を検討している方はホイール付きセットの方が現実的と言えます。
交換作業時間の目安
スタッドレスタイヤのみを組み替える場合は、作業内容が多くなるため時間も長めになります。
| 内容 | 所要時間(目安) |
|---|---|
| ホイール付きタイヤ交換 | 約30分程度 |
| タイヤのみ組み替え+脱着 | 約1時間程度 |
スタッドレスタイヤの交換は同時期の依頼が重なる事が多いため、雪などが降る前に事前に予約して交換してもらうのがおすすめです。
トールの純正タイヤサイズ
| タイヤ表記 | タイヤサイズ | タイヤ幅 | 扁平率 |
|---|---|---|---|
| 175/55R15 | 15インチ | 175mm | 55% |
| 165/65R14 | 14インチ | 165mm | 65% |
タイヤサイズがわからない場合はタイヤサイズの確認方法を見てチェックしてください!
タイヤサイズの確認方法
タイヤサイズについてはタイヤのサイドウォールと言われる側面に表記があり、上記画像の様に245/40R18の場合は次の意味合いになります。
| タイヤ幅 | 245mm |
|---|---|
| 扁平率 | 40% |
| タイヤサイズ | 18インチ |
それでは、各サイズ毎におすすめのホイールとタイヤのセットをご紹介して行きますのでチェックしてください。
175/55R15におすすめスタッドレスタイヤ2選!
【バランス重視モデル】 DUNLOP WINTER MAXX 03
ダンロップ「WINTER MAXX 03」は、トータルバランスに優れたスタッドレスタイヤで、凍結、雪上、ウエット、ドライと多様な路面に対応します。特に氷上性能を高めるために新開発された「ナノ凹凸ゴム」が採用され、細かな突起が素早く水膜に到達し、氷面との密着を強化。
氷上ブレーキ性能は前モデル比22%、氷上コーナリング性能は11%向上しました。また、摩耗しても新たな凹凸が形成される「MAXXトリップトリガー」技術により耐久性もアップしています。
【プレミアムモデル】 BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3
「BLIZZAK VRX3」は、氷上での圧倒的なブレーキ性能とコーナリング性能を誇るスタッドレスタイヤです。凍結路面で生じる水膜を効率的に除去するため、従来よりも深い楕円形の水路を採用し、毛細管現象で水を取り込みやすくしています。
この設計によりタイヤと路面がより密着し、滑りにくい状態を維持します。さらに、オイルに加えた「ロングステイブルポリマー」を配合することで、タイヤが長期間柔らかく保たれ、摩耗しにくく経済的。高い耐久性と安全性で、冬の路面をしっかり捉えてくれます。
165/65R14におすすめスタッドレスタイヤ3選!
【コスパ重視モデル】 KENDA ICETEC NEO KR36
「ICETEC NEO KR36」は、日本の雪道やアイスバーンでの性能を重視したスタッドレスタイヤです。非対称パターンと新コンパウンドにより、内外のパターン特性がバランスよく向上し、安定した走行を実現。高密度のトレッドブロックと強化されたタイヤ剛性で、シャーベット状の路面でもしっかりとグリップします。
さらに、「ジグゾーサイブ」とショルダーブロックの排水溝により、滑りやすい冬道での走行性能と排水性が強化されています。
【バランス重視モデル】 TOYO TIRES OBSERVE GIZ3
トーヨータイヤの「OBSERVE GIZ3」は、アイス路面での密着力とブレーキ性能の持続性を高めたスタッドレスタイヤです。新パターン「ヘリンボーンサイプ」と「アッセンブルブロック」により接地圧を分散し、路面密着性が向上。
「密着長持ちゴム」には「高密着ゲル」と「サステナグリップポリマー」が配合され、低温でも柔軟さを保ちます。従来比22%のアイスブレーキ性能向上を実現し、持続性と環境への配慮を両立しています。
【プレミアムモデル】 YOKOHAMA iceGUARD7
「iceGUARD 7」は、接地面積とブロック剛性を強化し、氷上・雪上でのグリップ力を高めたスタッドレスタイヤです。新開発の「クワトロピラミッド グロウンサイプ」により、摩耗後もエッジ効果が持続。吸水率を向上させた「ウルトラ吸水ゴム」が氷上の水膜を吸収し滑りにくくします。
また、「ホワイトポリマーⅡ」と「シリカ」の働きで柔軟性を保ち、長期的な性能を維持。「オレンジオイルS」により4年後でも劣化が少ない「永く効く」性能が特徴です。
トールの冬支度をもっと快適に
今回はトールにおすすめのスタッドレスタイヤをご紹介しました。年に2回訪れるタイヤ交換。この記事を見て自分に合った方法が決まれば毎年どうしようなんて事もありません。
ショップでタイヤ交換を行っってもらう方も自分で交換する方も、自分とクルマに合ったタイヤを選んで装着してカーライフを楽しいものにして行きましょう!
CARTUNEではトールのタイヤの交換に関する投稿が日々追加されていますので、タイヤ交換の際の参考にしてください。
