アルトワークスの英さんが投稿したカスタム事例

仕事が終わったら“仕事だぜ…！”

これは趣味の修理。
パレットSW XSグレード四駆 16万キロ。車検切れ。

こんなもん直す価値があるんかどうかも不明。
でも直してって依頼があるからやるか。

・エアコン効かない←あるある
・左ミラー開閉不良←あるある
・CVTがベタ踏みの時、レッドゾーンに張り付く←聞いたことないw

まずはエアコンかぁ…。
見た目、お決まりのエキパンからのガス漏れ。

エキパン→エキスパンションバルブ。液化圧縮ガスを霧状に開放して気化熱で冷やす仕組みになってる部品。液パンではない(笑)

スズキ車はエキパンが平成14年ぐらいからバルクヘッドに移動して、エンジンルーム側から外せる構造に。ダッシュボード下す必要がなったことは評価しよう…。
ただ、キツイ！！狭い！！奥ぃ！！

ほんで、初代ラパンとかで散々お漏らししてきたのに何でこの構造をずっと使い続けてるのか。いいかげん怒りを覚えるぜ。

センターのM6のボルトを抜いて、高圧低圧のパイプを抜く。

その後4番のヘックスでキャップボルトを抜く。そしたらエキパンが外れる準備が整うんですが、壁に埋まってて指では引き抜けません。

おそらく整備士みんながやってるのは長めのボルトを捩じ込んで、ゆすって抜く。

これが一番効率いいかな。
プライヤーで掴んで…なんてできんやろ。

Oリングを外します。

こんなのがあれば楽かな。

樹脂製のフックなんかだと、傷がつかなくていいかもしれません。持ってたけどすぐ折れた。このガシンタレ！！

前からじゃ見えんのよ。
高圧パイプの小さいOリングはぁ！

カメラで動画撮りながら画面を見て…せっかくなんで、撮れた動画はこんな感じですわ(笑)

新品のOリングつけて…

あ、つける前にエアコンオイルを指に一滴つけて馴染ませます。

エンジンのオイルフィルターでも塗るでしょ、オイル。

締めて完了。

パーツクリーナーで掃除したけどアルミの黒いのは取れんな。
まぁいいか…。

ほんでコレよ！！
なんこれ？？？？？？

マグネットクラッチのクリアランスが5mm以上あるわ😂😂😂

普通は１ミリとかそんなんでは？？

センターのネジが緩んでるんやと思ってたら、しっかり締まってる。

なんとか車上でマグネットクラッチの表面を外したら…サビサビ…。
前オーナーさんはエアコン効かないまま5年ぐらい我慢して乗ってたんやろか(笑)

これ…コンプレッサーの中で軸が折れてますわ。あかんわコレ。
回したら圧縮感無くスルスル回る。

これってコンプレッサーロックからの破損では！？
Dはリコール関係ないとか言うんやろなー。

なお、コンプレッサーだけ色が変わってたんで一度は交換したみたいやね。ラベルが剥がれてるので中古品か粗悪リビルトかもしれんけど…ほんで、すぐ壊れて。可哀想になぁ…。

優良そうな中古品をヤフオクで買うか…。
再リコールは期待できないので中古品使って直すとしますかね🤔

続く…！
ﾂﾂﾞｲﾃﾊﾞｯｶﾘ!