N360の圧縮比測定・N360・点火時期に関するカスタム事例
2025年12月30日 19時50分
さあ エンジン組立てていきます。
ガスケット/ヘッド/カムホルダーをセットしてトルクレンチで締付けます。
ピストンを上死点にセットしカムのマークを規定位置で組込みます。
シックスネスゲージでタペットクリアランスを調整します。
ヘッドカバー/クーリングファン/キャブレターを元にて完成です。
さあ圧縮比ダウンの効果確認です。
セルを捻るとスムーズにエンジンが掛かり…ません。
何回か繰返しても一向にセルが回ってくれません。
一旦ジャンプスターターを接続するとなんとかセルが回ってエンジンが掛かります。
体感的には圧縮比ダウンの効果は全く感じられません。
もう一度冷静に考えます。
確かにセルが回りにくくなったのは1mmオーバーサイズのピストンを組んだ時点からです。
その対策で面研無しのヘッド/ガスケット変更したのに全く効果が無いのが分かりません。
ん〜AIアシスタントから指摘の点火時期の影響が大きいのでしょう?
確かにプラグコードを外してセルを回すと普通にエンジンは回るので考えている以上に点火によるピストンの押し戻しが効いているのかも知れません。
もう一度点火時期を確認して見ます。
タイミングライトでクランクのマークを確認します。
ええ〜 合いマークは何処に行っちゃったんでしょうか?
本来はカバーの合わせマーク位置にプーリーの刻印が合う筈ですが信じられないぐらいズレています。
調整で何とかできる位置ではありません。
あちゃー やっちゃいました。
カムシャフトをチェーンに掛ける際に1歯間違えちゃった様です。
フライングさんに相談するとN360の場合1歯ずれでもエンジンは掛かってしまう様です。
しかしタイミングライトで点火時期を見れば一目瞭然だそうです。
全身の力が抜けて翌日に持ち越しとなりました。
改めてヘッドカバーを外してカムシャフトの位置を確認します。
上死点にセットしても一度じっくり見るとやっぱり少しズレているのに気付きます。
進角が進む方向にズレているのでこの為圧縮は下がったんですが、進角が異常に進んでしまいセルが回らない様です。
仕方なくもう一度組み直しです。
今度は間違わない様に白のペインマーカーでマーキングして組み換えます。
これでカムシャフト組付け位置はOKの筈です。
もう一度組み直しです。
無事完成してセルモーターの動作確認です。一瞬溜めがありますが、無事エンジン起動です。
ほぼ1mmオーバーサイズのピストンに変更前程度で回りますし、ここ最近はジャンプスターターを繋げなければ全くセルが回らない状態からは復帰できた様ですその後の試運転でも圧縮比ダウンの弊害は感じられません。
多少(過大の間違いかな)の紆余曲折はありましたが無事対策が実施できました。
本年もお世話になりました。
来年も宜しかったら覗くに来て下さい。
