N360のN360・圧縮比測定・DIYに関するカスタム事例
2025年12月28日 07時36分
世間並みに年末のお休みを頂き、セルモーター不転問題の対策です。
メニューは
①面研磨無しのヘッドに交換
②ボア径を70→75mmガスケットに変更
これで圧縮比を下げてセルモーターへの負担を減らす事です。
先ずはソレックス36の取外します。
続いてクーリングファン取外しです。
いよいよエンジン本体です。
カムカバーとカムホルダーを取外します。
続いてロッカーアーム回りを取外します。
結構色々な部品があるので百均のケースを用意してしまっておきます。
いよいよカム取外しです。
カムチャーンがピストン間にあるのは正にオートバイですね。
ヘッドを外す前にエキマニを外します。
キツく締まったヘッドナットを外してヘッド取外しです。
いよいよ御開帳です♪
◆圧縮比の算出
圧縮比算出の為の計測を行います。
①ヘッド面研 状況
ノギスでベッド厚みを実測します。
面研済:76.03mm
面研無:76.60mm
と言う事で面研量は0.6mmの様です。
②シリンダ容量
続いてシリンダ/ピストンによるシリンダ容量の実測です。
先ずはピストンの上死点を出します。
やっぱりピストントップがシリンダ上端より出っ張ってます。
を5mm下げた状態でオイル注入して容量を測定します。
注入したオイル量は“21cc”です。
これで圧縮比の算出が出来ます。
昔は手計算で算出してましたが最近はAIアシスタントの協力してもらい算出です。
先ずはヘッド面研量の情報をアップします。
続いてシリンダ容量のデータをアップします。
続いてシリンダ容量のデータをアップします。
しかし回答がちょっと理解できません
シリンダ容量21ccにピストンを5mm下げた分を補正するとシリンダ容量は0.95ccです。
単純にヘッド容量+ガスケット容量+シリンダ容量で燃焼室容量が決定するかと理解してましたが、AIアシスタントはしきりにシリンダからのピストントップの飛び出し量を気にします。
色々AIとやりをしていると私の理解の間違いの気付きました。
色々AIとやりをしていると私の理解の間違いの気付きました。
①の様にピストン全部がシリンダ内に居れば私の考えで良いのですが②の様にピストンがシリンダ上端より出っ張って居ると飛び出した分をガスケット容量から引かなければいけないみたいです。
しかしN360の場合は③の様にシリンダ容量は僅かにプラスでシリンダ内に収まってはいますがピストントップの一部(赤色部)だけが飛び出しいるのでその量だけをガスケット容量から引かなければいけません。
しかしトップ形状が複雑なので実測を含め計測する事が出来ません。
そこで質問の内容を変えてみます。
絶対値はピストントップ突き出し量が分からないので相対値で判断してみます。
つまり②今のセルモーターが回らない状態から③のノーマルヘッドへの交換によって①のピストン交換前時点より圧縮が下がる筈です。
取り敢えず今の方針は間違っていない様なので進めます。
◆点火時期の影響
AIアシスタントとやり取りしているとセルの不動に対して点火時期の影響が大きいみたいです。
ん〜全くアウトオブ眼中でした。
引続き作業進めます。
