アルトワークスのCC72V・オルタネーター交換・流用チャレンジ・リフレッシュ整備に関するカスタム事例
2025年07月20日 22時51分
オルタネーター流用交換しました。
カプチーノやアルトワークスでは有名な流用品(31400-76F00)です。
MC21SワゴンRのRRグレードに搭載されている容量60A。
この辺の旧規格軽の高性能車は大概50Aで、車種によってはポン付けして容量アップが可能!
しかしCC72Vの場合加工が必要となります。
同形状・別品番で加工取付けされている先駆者様がおりましたので、参考にさせていただき取付けにチャレンジしてみました。
CC72V純正(31400-54A30)。容量50Aです。
ステー固定用の足が3本あり、それぞれ同じくらいの薄い幅です。
流用元のオルタネーター。(イメージ写真)
2本足で片方は幅広です。削らないと入りません。
削りました。
純正プーリー・スペーサーを流用して取付け。
ただし少々面倒事があります。
純正はなんと一体物では無く、板状の物を2枚重ねてV溝を作る構造です。
流用元オルタに当てがうと、先端側の板プーリーのみ芯が定まらずブレブレになります。
シャフトの太い部分が短い為です。
ですので、ダイヤルゲージを使用して板プーリーの振れを最小限に調整しながら締めました。
正直本締めする度にズレてしまい難しかったです。
プーリーとベルトが一直線になるように足を削って微調整。
足がステーにピッタリ付くまで削り込むとプーリーが引っ込んでしまいます。
ですので、多く削り込んでプーリー側にスペーサーを噛ませるか・少なく削って足にスペーサーを噛ませるかの2択になります。
今回はプーリー側はあまりいじらず足部分にスペーサーを噛ませてみます。(プーリー外すのめんどくさいので)
隙間測定した結果約4ミリ。その辺にあった2ミリ厚ワッシャを2枚重ねました。
プーリーの出具合はいい感じかも…?
ベルトはとりあえずそのまま使用。
B端子の位置はこの辺り。
純正だと車両前方側に向かって生えているので何も考えなくて良いのですが…。
今回のブツはウォーターホースに当たって負荷が掛かりそうです。
少しだけ端子を短く削ります。
B端子とウォーターホースの干渉を最小限にして上手く避けました。
使わなくなったオルタ固定ボルトに配線留めクランプを付けて、いい感じに束ねたら完了。
しかし配線劣化の為かバッテリー電圧は交換前ととほぼ変わらず!
電気負荷をかけると13.5vくらいまで落ちる時があります。
ただ、B端子側では常時14v前後ありバッテリー側だと0.2〜0.4前後差があるので、どこかしら抵抗になってそうです。
いっそのこと配線引き直した方が良いかも?
余談
このオルタ、ブラシの単品購入が可能です。
容量アップのみならず、長期的に使用できるメリットがあります。