サニートラックの圧縮比に関するカスタム事例

ヘッドボルト穴をタップで綺麗にします。
トルク管理重要。

ダイヤルゲージで圧上を出して、ピストン容積を出します。

よく聞く言葉だが、プライベーターの人が避けたがる「圧縮比」です。

正確な量を計測

ピストン容積を測ります。

シリンダのバルブ逃げ含め、何ccなのか正確に測定します。

※サニトラピストン何cc？とか聞かれてもネット上ではトラブルの原因なので公開しません。

バルブ擦り合わせ後、同じく燃焼室容積も測定。

こちらも着色していないので空洞に見えますが満タンです。

※サニトラヘッド何cc？とか聞かれてもネット上ではトラブルの原因なので公開しません。

そしてガスケット分の容積、これは計算で求めるしかないです。

上、GXガスケット
下、サニトラ

ちなみにGXは、真円φ79
サニトラはφ74.4〜77.4異径
サニトラはEX側バルブ逃げで異径なので(ボールペン先付近)、みなし計算でやるしか...

厚み計測は、ガチンコスペック、ミツトヨの片球です。

メタルではなく複合ガスケットなので、ヘッドボルト締付け後の潰れ分も補正しなければ....

ここは自動車メーカー特有の換算計算でゴニョゴニョ。

GXの厚み、どこ測っても0.675前後です！

ネット上の0.6mm！だいたい過ぎジャマイカ！
いや、もしや潰れ分の換算値も入れてるのかもしれんが...よく分からん。

計算結果

サニトラガスケット仕様の計算は、カタログ諸元にかなり近い圧縮比が出ました。

続きまして、サニトラヘッド＋GXガスケット仕様の圧縮比...
上がるけど、ほとんど上がらんじゃないかーwww
厚み薄いのは認めるけど、ボアが大きいのよ。

気になる方のためにサラッとお教えします。
圧縮比0.4も上がりません！

はい、内燃機屋にヘッド面研決定www