147の試走本番に関するカスタム事例
2025年10月16日 19時28分
一年は洗った記憶無いんだけどなんか綺麗に見える不思議
今年は今までで一番この車に金をかけてチューニングらしい事をやった年になった
その反動か夏の暑さのせいか、まるで乗る気になれなかった年でもあった
一昨年レーシングカーのPUに載せ替え純正ECUながら一般道に耐えられる事を試走と点火系を交換しながら確認
去年は主にDIYで出来ることを選んでロールケージや内装ドンガラで車内とボディーの補強や床下清流と剛性を求めてアンパネ購入、その結果このレースを3周でリタイヤ
その直後から今の仕様を計画
安作りのこのメイドインヤフオク車に新品チューニングパーツを導入して本物に近づける
・新品強化クラッチ
・フライホイール軽量加工
・新品強化エンジン・ミッションマウント
・新品ガラス交換
・新品コレクタータンク
・新品アルミ燃料タンク
・関連する全てのパーツはフレッシュ
勿論それ以外の足やパワステ関係の修理チェックも怠らず、長い一年のスパンで調整
誰が何を言おうと金払って乗るのは自分。
勢いや雰囲気で突き進んでも良い結果になるとは限らないのは経験してきた
慌てる理由は一つもない
筋肉と会話する内に自分の内面を生まれて初めて見つめ直し、新たに辿り着いた今の境地
ただ、肝心のこの車に合わせたセッティングが出来ていないのでここまでやってもまだ道半ば
弄ればイジるほど乗る気も失せる車になったので、だったら、丁度いい車との距離感が出来たと前向きに考えて付き合って行くと考えを修正
午前3時
サポーター不足との報を受け、今年は誰も声かけ無いつもりだったレースに急遽誘った若者を迎えに、腹筋ローラーの新記録を夜中に叩き出して一汗かいてから一睡もせずに鈴鹿を越えた南側の津まで迎えに出発する
運転席に乗り込み燃料ポンプとコレクタータンクのスイッチを入れて排気バルブを閉じ気味にしてキーを回す
うるさい。
少し進む
乗り心地クソ悪い。
厳選して減らした工具箱の中身がほんの小さい段差で飛び跳ねる
下道を進む
強化クラッチの乗り方が久々すぎて慣れん。
バイパスへ出る
見た事もないパターンでエンジンチェックランプが夏のセミのように音付きで警告する
もうヤダ帰りたい。
無事迎えに辿り着けてこの日の長いレースの5分の一を消化
サーキット近くでゲートオープンを待ち場内へ到着
例年通りのスケジュールをこなすも何故か今回は時間にゆとりが無く、第一走者の仲間の見送りを終えスタート前チェックも終わらせてふと気づく
「助手席おろし忘れた」
まあ、いいや、今回は目標は完走
サーキットを全く走っても無いから勘も戻ってないし、下手したら一周保たずリタイアする可能性あるから軽量化も無意味だろ
そんな事を考えながら後ろを見るといつも工具だらけで見えなかった50万以上かけたタンク類が見えてなんだか新鮮な景色だなと写真を撮る
「どうか爆発しませんように」
第一走者の仲間の車は原因不明の不調からどの修理が決めてだったのかわからないままやっと走れるようになったばかりなので「今日はお互い目標完走なんで順位気にせずマイペースを徹底しましょう」と誓い合ったばかり
期待もしてないので緊張がマジで無い
「何周走れるかな〜」
「ゆっくり走ればレッカーの世話にもならなくて済むだろう」
そんな感じ
前日雨、予報では翌日雨、朝方の下見走行時点ではハーフウェットで路面がまだらだったけど今は最高の天気で完全ドライ
車とサーキット慣れに自信の無い今回に限ってこれ
去年はタイヤ温まって無い一周目から調子に乗って踏んでヘアピンで危うく大スピンしそうになったので今年は尚更踏まない
けどそうなると速度差凄いんだよなぁヤバ
おっ?
このエンジンに載せ替えるきっかけになった車種だ
今日は勝負にならんな
ずっと警告音が鳴りっぱなしでメーターからの警告灯アピールもすごい
「もうええわヤケクソや」
この155は確かyoutubeで見た事ある速い車、俺のと同じ四発
この辺まで来るとある程度ヤケクソになってるのでストレートは踏んでみる
ベタ踏みだけど離されるなぁ
ロールケージや追加燃料系パーツで50キロ程増、更に助手席でプラス20キロと本人の増量で5キロ
恐らく2年前のエンジン載せ替え後の初試走で最高速更新した時よりこの日はこれぐらい重くなってる
ただ、ブレーキは少し熱が入って効き出した
タイヤは普通ならもう大丈夫だろうけど何せ4年落ち、まあ、山は8部山維持してるけど無理はしないでおこう
結局この古いSタイヤ、嫌々ながら車高を2センチ上げたからなのか最後まで全くズレませんでした
速度域が低いのと走り方がショボいのでグリップと車の限界値を大幅に余らせて底が見えてません
この辺は嬉しい誤算
去年は2周しかまともにここを通過出来ずホームストレートで動画撮って貰う時間も無かったので、今回はアウトラップ後からいつ終わっても良いように最後の勇姿を撮って貰う狙いでヤケクソで全開にしてみる
2速から3速のトルクが一番かかりそうな回転数でパワーが伝わってない感覚
強化クラッチと軽量フライホイール導入後の4月の試走でも出てたのでT氏にチラッと聞いたところ、クラッチの滑りではなく燃調、燃料が足りて無いんじゃ無いかと言ってたのでこれは今考えてもしょうがない
空燃比系もまあまあマメに見てたけど以前は全開時11まで燃料吹いてたようだけど今回はMAXで12だった気がする
この仕様で乗る間はインジェクターを今度戻してみようか
あれ?カーチューンって動画30秒以上載せれるようになったの?
この日は前よりバックミラー見てた時間の方が長いんじゃ無いかと思うぐらい後ろばっか見てたな
直後赤旗
「なんやねん」
ここで普通なら「高いエントリーフィー払っとるのに」とか、「今から追い上げるつもりだったのに」などが頭を過ぎるかと思いますが今年は
「とりあえず1周走れた」
「3000回転超えて警告灯付きまくったけどブローはしなかった」
「一人受け持ち25分だけど俺のこの一回目は予定通りの時間で交代した方が良いんだろうか」
などと考えておりました
赤旗後のリスタート時の並びがこれですわ
真後ろはトップチームの2番手T氏、この時点で第一走者のカズ氏が頑張ったのでクラス別トップ、このタイミングで乗り手チェンジしたかぁF1みたいやん
タイヤは温まって無いだろうけどその辺は元プロレーサー、腐っても今の自分の状態よりは速いだろうとめっちゃ嫌な気分
記憶によると、T氏が乗るプントエッセエッセは吊るしで180馬力ぐらい?更にそこからサブコンも導入して貰って足も40万の車高調を導入済み
スッと抜いてって貰おう。
「今日は試走」
赤旗後のアウトラップで戦闘力の高い参加車両のトレイントップを走りながらバックミラーで距離感を測り安全に抜いてくれそうなラインを探してパスして貰う
毎年思うんだけど、2000年代に入ってからの小排気量ターボ車には全く興味が湧かないんだけど、前を走ってる155やランチアデルタ、あとクソ速いBMの318I?、この辺が走ってると古いけど速くて音も良いんで絡む一瞬の間はギャラリーになってる自分がいる
後何年かしてECUのセット出せたらその後も長くこの車を維持してこういう車達と競り合えたらおもしれーだろうなと、走りながら想像する
勿論最近の形の車も格好はええなと思うけどね
ドンガラの車内に鳴り響いてる爆音を遮るように入ってくる競争相手の方がやっぱテンション上がるわね
赤旗後2周目
ダンロップで3速ギヤが抜ける
「あ、そういえばこの車抜けるんだったわ」
去年悩まされたシフトリンケージ抜けは対策してたのでギヤとシフトに関しては完全に忘れてた
まあでも横Gかけてないとは言え何故か抜ける頻度は減ったなと
このくらいなら問題無いわ
この周で一回目の受け持ち時間のタイムリミット
25分中まともに走ったのは6分
赤旗分余分に走ろうかとも一瞬思いましたが、欲を掻いてどハマりする事もあるかもだし、自分達で決めた交代時間をずらすのも後の調整がめんどそうなのでこのままピット
とりあえず、レコードラインを横Gかけずただドライブするだけの一回目の試走は完了
走ってる間は
「あれが壊れるんじゃねーか、爆発しないか?、インジェクターの挿さりが甘くて抜けて大惨事炎上にならないか、ブレーキは自分で交換したからヤバいんじゃないか?」などをずっと気にしてましたが
エンジン、ミッション、ブレーキ全く問題無い事が確認できた
気になるところと言えば何となくパワーが足らん。
燃圧上がってるはずなのに思ったほど速さを感じない
やっぱ重量増とインジェクターの純正戻し、フロア下部の燃料タンク取った後のぽっかり空いたスペースがパラシュート効果になってる、あとはフロントパイプの排気漏れもあるか
自分で対策出来そうな所だらけなのは良かった点だな
こんな感じで一回目の試走は無事終わる
赤旗中断でまともに走ったのは2周あるか無いかだけど今んとこ壊れずに走れた
すげ〜事だわ
次は25分後
ではまた🙌