パッソの1G締め直し・DIY・優しそうな顔選手権に関するカスタム事例
2025年10月01日 19時12分
母親パッソの半年おきのオイル交換。半年で1200キロしか走ってない。私の半月分ですね(笑)これを3千キロまで交換を先送りにするとピストンリングが固着してカラカラ言いますね。
で、買って20年になるこのパッソですが、足回りの跳ね方が最初っからどうにも嫌いでして、最近(私の中でだけ大流行)の足回り1G締めをついでにやっていきます。無改造ノーマル車でやるだけの価値があるかの検証も含めて。
この初期型パッソは路面からの衝撃が来た時に、1番最初だけガツッと来てその後は腰砕けなんですよね。乗り心地が悪い。跳ねる感じが拭えない。
今回はフロントのサスペンションアームの付け根2カ所とリアアームの付け根2カ所をやっていきます。エアツールが入る所はインパクトレンチで、入らない所はメガネレンチで緩めます。
リアはショック下付け根と、写真左のアーム付け根の2カ所です。
一般的なトーションビームの足ですが、ビームの付け根も可動式にしてビーム付け根とショック下の2カ所を動くようにして、擬似的なストラット方式リアサスに近い形状になってます。凝ってますね。
左フロントを前から見て、サスアームフロント側と。
左フロントを中心側から見て、車両後方側の2カ所を緩めます。この後方側はサスアームを下からブッシュを介して支えています。
写真は左たけしか撮ってませんが作業は左右ともやってますよ。
接地状態で緩めて〜締め直すだけ。ドライブオンリフトが有れば楽勝。無ければ結構面倒くさい。
全部のネジを締め終えたらアライメント取って終了。狂いは出なかったみたいです。微調整だけして完了。
乗った感想は、初期のガツッが無くなって普通の乗り心地な車になりました。一般的なフワフワ乗り心地です。まぁパッソだしね、スポーツは1ミリも求めていない。もっと早くやっておけば良かったね。
写真見てオーナーさんなら分かる人も居るかもですが、車高のバランスが適正化しました。本来はもっと腰高感があるのですが、普通の見た目です。
1G締めをやりますと、車のピッチングが少なくなります。ブレーキ踏んだらリアサスが伸びるとか、アクセル入れるとフロントが浮くとかが少なくなってフラットライド化します。ヴィッツはリアサスが接地性を失いにくくなったのでEBDが適正化してリアのブレーキがよく効くようになってブレーキバランス適正化と効きの良さが増しました。
現行N-BOXは製造工程で1G締めをするようになって乗り心地が良くなったそうです。生産終了したS660用の治具が余ったから使ってみたんでしょうね(笑)