フェアレディZのダットサンZ・s30z・C1 環状線・S30・プライベーターに関するカスタム事例
2025年10月05日 06時45分
ー20代
週末の夜、いつものパーキングで仲間と待ち合わせ。缶コーヒー片手に午前0時を待つ。
いつものように今夜も何も起こらないことを祈りつつ皆で走り出す。
いつものステージに向かって、
いつものバイパスを走る。
高揚感と緊張感。
そして同時に、
ガクガクと震えはじめる身体。
寒いのか?…んなワケないか。。
もしかしてビビってんのか?
それともワクワクしてるから?
右をロータリーサウンド響かせ
FCが抜いてゆくー。
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「今日はアイツ来れねーってさ」
「今夜はカミサン許してくんねーからムリだって」
お互い、気持ちは痛いほどわかってる。
自分に言い聞かせるように
仲間が俺にかけた言葉。
「どっちもはムリだベ」
「どっちかしか選べねーよ」
ー30代
オレも含め皆、家庭を持ち、ありがたいことに子供も出来た。仕事もやたら忙しい。
もう潮時と仲間がクルマを離れていく。
いつものパーキングでの待ち合わせも成り立たないほど。
それでも誰かもわからない走り屋達を勝手に仲間と思い込み、走り続けた。
またか。。
これまで何度壊れたか忘れるくらい。
…だが今度は重傷だ。。
でも今は無理だ。優先するべきは他にある。暫く我慢するしかない。
ただただ自分の力不足。甲斐性の問題。
仕方ないんだ…と自分とZに言い聞かせ…
ーはや2年。
当然車庫も無い。青空駐車でジャリ駐。
ボロボロのボディシートから覗く少し沈んだタイヤ。
シートをめくり、拭き掃除するとまた新たなサビが…
車検も切らし、朽ちていくZを見て見ぬふり。罪悪感がどんどん増していく。
無理だと何故思う?
仲間がもういないから?
仕事、家庭、時間と言い訳ばかり。
情熱が無くなったのか?
ずっと前から金なんか無い。
仕事ばかりで時間も無い。
それでも無理を押してこれまで何度も復活させてきた。
ダメだこんなんじゃ!
自分自身への嫌悪感がたまらなくなる。
オーナーに断ってジャリ駐に足場パイプでヤグラを組みエンジンを降ろした。
アパートの敷地に足場板とパイプ、波板でエンジン室を作り電気を引いた。
全部自分でやるんだ!
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ー20代のあの時、
ずっと続けていたいけど、
それは無理なんだと。
望んじゃいけないことなんだと、
あの時、俺も仲間もみんな解ってた。
「どっちかを諦める、かぁ…」
「欲張りだから諦めんのはムリだ」
「ギリギリまで頑張るよ…オレは。」

